アイオワの街の学校が春休みに入ったので
寿司子は有給休暇を取って
息子さんが行きたがっていたフロリダに
土曜日出発した。
シカゴータンパのフライトが
往復一人50ドルほどだったのよ
と
あまりの安さに大喜びしていた。
同じように友人カップルもフロリダ旅行に出
義理妹は友人たちとナッシュビルに行っている。
私達のベガス旅行は話だけで終わったけど
ま
あ
それはそれで良し。
寿司子の代わりに私は今週40時間働く
日曜から夏時間になった。
就寝につくのが遅かったこともあるけど
目を覚ますと11時
ジェイク君が部屋中に
掃除機をあてている音が響いていた。
すでに
夕飯の準備をしていたバッキーが
”おい スモーカーに入れる前に写真を撮るかぁ?”
と
ベッドでゆっくりしていた私に訊きに
寝室に入って来たので
重い体を上げスマホを持って
寝室を出た。
働き者の男たちが家事を終えてから
ミシシッピー川べりにあるジェイク君のキャンピング場に行く事になった。
この日の目的は
ガーデンを耕すこと。
火に近づきすぎたのか
バッキーったら
長いまつ毛を
焼いてしまった。
若ければすぐに新しいまつ毛になるだろうけど
61歳にもなると
難しいかもねぇ。
どうなんだろう?
夕飯は
皆がそれぞれの料理を作った。
私は
昨夜冷凍室から出しておいたイカを
冷蔵庫にあったキャベツとにんにくと一緒に
炒めた。
きゅうりの酢の物
何故かこの二人の口にあい
きゅうりを見ると
酢の物のリクエストが入る。
そして
キューリをスライスする私を見て
驚く。
アメリカ人には日本人のように
きゅうりを
薄く それも同じ厚さで
速く切る人が
そういない為だ。
あんまり関心するので
中学時代の家庭科の話をした。
そ
れ
は
きゅうりの輪切り試験
1分間に100枚スライスするんだった
と
思う。
その上
厚さも決まっていた。
1ミリだったかなぁ??
指を切らないように、、って
それを気にして
スライスしていく私は
もたもた してたよなぁ
そうだ
私は
包丁を手にするのが怖かったんだ。
トーン トーン
って
包丁がまな板を打つ音も
響かなかった。
そ
こ
い
く
と
輪切りが上手な生徒は
トントントントントントーーン
って
音が音を呼んで
部屋中に鳴り響いていた。
私のようにスライスするのが
下手っぴいでも
アメリカでは
驚くほど上手い人に思われる。
アメリカ あるある である。 笑
この日は曇っていたけど
雨はなく風邪が冷たい程度
春はすぐそこ
そんな日曜
コロラドでは
大雪
それはこちら 中西部に向かっても来る。