美湾

   それは明るい虹彩でした。そしてその輝きは透明な光の線を引いて私に向かってすいすいと寄せて来るようでした。その向かって来る光の為に私は光の楽曲の世界に浸って行くのでした。

　私は紅茶に付けて来たティースプーンを取り上げると、そのスプーンの背の丸い曲線で、私の目をめがけて飛んで来る眩しい光を弾いてみました。キン！と音がしたような気がして、私は次々と寄せてくる光の矢をキンコンカンコンとはじき返します。弾く時の音はある曲を奏で始め、興に乗った私はその曲に合わせて光を弾いて行くのでした。…イメージです。

　こんな夢のようなイメージで明るい朝の光の窓辺に座っていると、直ぐに気分は軽く楽しくなり、何時しか私は時や場所を忘れてしまいました。

　「どうかしましたか。」

テーブルをトントンと同行ガイドさんに叩かれて私は我に返りました。余程興に乗っていたのでしょう、何時しか私は微笑んでいました。私はすぐ傍に立つガイドさんを見上げました。

「ああ、何だか夢中になってしまって。」

私は説明しました。

　あの海の光がまるで矢のように私に向かって飛んで来るようでとても眩しかったので、スプーンの背で弾いてみたんです。そうしたらキンと音がしたような気がして、その音で曲を奏でていたんですよ。つい夢中になってしまってと微笑みました。

 

引きました

　初詣はお天気が比較的良かった２日に出かけてきました。が、１日にインターネットのおみくじを引きました。結果はこれ以上は無いというとても良い結果でした。普通のおみくじだと「大吉」に当たります。とても嬉しく思ったので、２日に実際に行った神社では引きませんでした。良い事があると良いなあ、そんな事を思い今年元旦は幸せな気分でした。

　ところで、年賀状に宛名（差出人の間違い）の無い物が有るのは困りますね。誰から来たのかさっぱりわかりません。出した本人は分かっているのでしょうか。それからもう１つ、年賀状に貼る切手は７日まで５２円でよいのですね、年賀と一緒に入っていた案内で知りました。

　私は昨日、追加の年賀はがきを出してきましたが、くじ付きの切手は１日で売り切れたという事でしたから、「じゃあ、６２円切手１枚お願いします。」と、６２円切手を購入して年賀はがきに貼り、年賀専用の箱に入れて来ました。普通はがきもあったので６２円切手を１まい追加して２枚買いましたが、１枚は年賀はがきです。

　窓口の人はぶっきら棒で不愛想でしたが、私がくじ付き切手を聞いた時点や、袋入りで出された切手を、「今張るから袋はいいです。」と袋だけ返した事で、年賀はがきを送ると気が付かなかったのでしょうか？今張るのね、とか呟いていましたが、年賀は５２円とは全く言われませんでした。

　郵便局に苦情の電話をした方が良いでしょうか？１０円位で大げさなとお思いでしょうか？

クレームはクレームかな、やはり言った方が良いですね、ぶっきら棒で不親切な対応だったと。私は手に切手を貼る年賀と葉書を２枚持っていましたからね、よく見れば１枚は年賀と分かったはずですから。変ですよね。知らない人だったと思うのですが、事を荒立てようかしら。