Jun日記(さと さとみの世界)

趣味の日記&作品のブログ

傘の思い出

2018-01-09 15:32:24 | 日記

 今から思うと、その傘のお店が有った場所は商店の通りになるようです。現在はこのお店や商店通りはもう無くなっているかもしれません。当時その場所は工事中であり、もうこの商店通り自体が取り壊されて無くなっているかもしれないからです。

 さて、私はある雨の日にこの傘を購入しました。時は1990年代後半で20世紀の末でした。場所はというと東京の杉並練馬駅(訂正しました)の近隣、そこにあったアーケード通りの商店でした。

 傘を購入したくらいですから、その時私は手に傘を持っていませんでした。また、当時の私には頼れる家人がいなかったので、雨の予報には必ず折りたたみ傘を持参していました。そんな私が家から一切傘を持たずに出たのですから、その日の天気予報は雨降り予報では無かった訳です。そして、予報に入って来なかった雨ですから、降っている雨はその内止みそうな気配を感じさせる明るい色を含んだ灰色の雲から降り注いでいました。まとまって降っているように見える雨の量でしたが回復しそうな空模様でした。私は駅から出て直ぐ、もう降っていた雨を避けてこの商店の通りにあるアーケードに入ると、雨宿りしながらアーケードの屋根の庇越しに空を見上げていました。雨の上がり時を推し量っていたのです。雨はまだ少し降り続きそうでした。

 そこで私の注意は空から離れ、きょろきょろと水平に見える物に注がれ始めました。私は自分が雨宿りしているアーケード下や近辺に、ある程度の年代を経た家並みが続いているのに気付来ました。それでふと自分の後ろを振り返りそこに1件の傘屋さんが有るのを発見しました。このお店も周囲と同じ年代に建てられたようでした。お店は商店特有の店内がよく見える大きくて透明なガラスをはめ込んだ木の引き戸を有していました。そしてその戸はピタリと閉められていました。私は大きなガラス越しにポンポンと傘が開いて土間に置かれているのにすぐ気付きました。有色で明るく多色の商品が誘目性を持って店内の三和土を装飾していました。つまり傘を開いてその背表は皆こちらを向けて下に置かれていたのです。ポンと花咲く傘の花園、そのお店が一目で傘屋と分かるコーディネートになっていました。


傘の思い出

2018-01-09 14:58:15 | 日記

          

 「I remember Japan」という英語の本があります。私はかつて学校時代にこの本を課題にして、長文読解をやらされた思い出があります。それは私だけでなく、同学年の生徒は皆やらせられたのですが、私は当時英語自体に興味が湧かず、かなりこの課題の和訳をさぼった物でした。

 さて、此処でこの英語本が登場したのは、私の思い出の傘、冒頭の写真の折りたたみ傘ですが、この傘を差した時にこの本の表紙の写真、日本人女性が傘をさしている写真でしたが、を何時も思い出してしまうからでした。不思議とこの傘とその英語の本の表紙の写真は私の記憶の中で結びついているのでした。表紙の傘を差した日本人女性と、自分の中でイメージする私自身がこの傘を差した時の自画像のイメージが何故か符合するのでした。

 それは学校時代に課題をきちんと熟さなかったという後ろめたさや、この傘を購入した場所が、私にとっては古風で日本的な想い出のある場所を思い起こさせる場所だからでしょう。「remember:記憶」という言葉が傘を差す時にこの傘を売っていた東京の古い商店を思い起こさせ、その古い傘商店の店内の様子が、やはり私の記憶の中にある幼い日の古い商店の店内の様子を思い起こさせるからでした。木枠にガラスの入った陳列棚、コンクリートの床、店と呼ばれる広い玄関先の床にこの傘は広げられて置かれ、同柄の色違いの傘と複数並んで文字通り花柄模様に花開いてお客が入って来るのを待っていたのでした。


詐欺でしょうか?

2018-01-09 08:20:07 | 日記

 成人式に晴れ着が間に合わなかったなんて、とんでもない事件ですね、詐欺でしょうか?150件も警察に連絡が有ったなんて問題ですよね。被害にあった方はどうなるのでしょうか?

 注文した商品が届くのは勿論ですが、後日何か埋め合わせしていただけるとか、損害賠償していただけるのでしょうか?他人事ですが家も子供がいただけに身につまされます。家は男の子でしたからスーツで済ませましたが、袴等の話もニュースにはあったので、男の子でも被害者がいるのかなと思いました。紋付き袴の男性もいますからね。一生に一度の晴れ姿、そんな風に思う場面の成人式なので、楽しみにしていたお子さん達の事を思うとお気の毒です。親御さんも同じです。寝込んでしまわれた方も少なくないのではと思うと、社会的な影響大ですね。