今日が「3・11」の2年9カ月目、だからということもあり、「しんぶん赤旗」
から二つの写真を写しました。
11月3,4日と大坂で開かれた「65周年記念日本のうたごえ祭典」で福島
の高校生が母親と一緒に歌詞を書いた歌 「私は生きるために太陽の下で」
を歌う青年たちの写真です。
その高校生は、祭典で、「福島が大好きですだから、福島以外にふるさとは
考えられない。福島に住んでいることに誇りをもっています」と話していたそう
です。
下はその福島の高校生の思いの対極にある現在の安倍政権の姿です。
今後20年程度のエネルギー政策の指針となる「エレルギー基本計画」
の経産省原案が出されました。ここでは「原発ゼロ」目標が投げ捨てられ
ています。民主党政権は「30年代に原発稼働ゼロ」を目指す方針でした
が、茂木経産相は「原発ゼロ」は「現実性がない」と述べています。
民主党政権が「原発ゼロ」方針を決めた過程では、市民の声が決定的な
役割を果たしました。 討論型世論調査や意見聴取、意見公募(パブリック
コメント)には9万人が意見を寄せ、うち9割が「原発は不要」と主張し民主
党政権に「原発ゼロ」方針を出させたのです。
しかし、安倍政権は「国民の声を徹底排除」の体質そのままで、世論調査
も意見聴取もなく経産省が突然提出するという有様でした。