葉山の四季

葉山の四季をお伝えしたいと思います。

自衛隊員、その家族の立場に添って。

2014-07-03 15:52:49 | せいじの政治カフェ

今日(7/3)の「しんぶん赤旗」のトップの記事です。(赤字はkaeru)

他国の戦争には送り出せない 自衛隊父兄会佐賀県副会長 

               憲法解釈変更を批判

 安倍内閣が1日に「閣議決定」した集団的自衛権行使容認に、反対の声が高まっています。当事者である自衛隊員の家族からも、海外で戦争し命が奪われるのではないかと、不安や疑問の声が―。「自衛隊父兄会」の佐賀県副会長や唐津地区会長を務める古里(ふるさと)昭彦さん(60)=唐津市=は、会員や周囲の人に反対を訴えています。 (社会部憲法問題取材班)

写真

(写真)自衛隊父兄会の地区会長として、「集団的自衛権には反対だ」と語る古里さん=佐賀県唐津市

 「いまの憲法のもとで、集団的自衛権には反対だ。紛争地に子どもが行く可能性もある」

 古里さんは今年4月から6月にかけて、唐津市内の自衛隊父兄会5支部から総会に招かれ、地区会長としてあいさつしました。そのなかで繰り返し訴えたのが、冒頭の言葉です。

 会長として、公然と集団的自衛権行使の容認を批判したのです。

 「閣議決定」が強行された1日、唐津市内で酒店を営む古里さんを訪ねました。案内された古里さんの実家のガラス戸には、「自衛隊員募集」のポスターが目立つように張られています。

 古里さんの息子は現役の海上自衛隊員。自身も元自衛官で、自衛隊との関わりは親子2代にわたります。自衛官募集相談員として勧誘活動もしてきました。

 話し始めてすぐ、古里さんは言いました。「集団的自衛権を認める憲法に変えてなら、賛成という立場だ。勘違いしてもらっては困る」。そのうえで、今回の「閣議決定」は国民に分かりにくいと言います。

 「憲法というルールを、解釈で百八十度変えるようなことがあってはならない。自分は、間違ったことは言っていない」

 「閣議決定」は、これまで自衛隊が行かないとしていた戦闘地域でも支援活動ができるとしました。古里さんは「他国の紛争に迷彩服を着て出て行けば、相手にとっては攻撃対象になる」と心配します。

 「息子も、おとなだ。行けといわれたら、最後は息子の判断でしょう。それでもね…。やっぱり本音を言えば、息子をやりたくないですよ」

 総会での訴えを聞いた会員の女性も、古里さんに、「私も集団的自衛権には反対です。子どもを戦地に行かせたくない」と打ち明けたといいます。

 憲法解釈の変更をすすめてきた自民党からは、「自衛隊が他国民のために血を流すことになるかもしれない」(石破茂幹事長、「朝日」5月17日付)などと、血を流す覚悟を求める主張まで飛び出しています。

 災害救助や国を守るというなら、送り出す覚悟はしていた―。古里さんは苦しい胸の内を語ります。

 「他国の戦争に、行ってらっしゃいとは言えない。それが親の気持ちです」


 自衛隊父兄会 自衛隊員の家族らでつくる自衛隊の協力組織。会員は全国で約9万人。戦後、自衛隊が創設されて間もない時期に九州南部や四国地方などでつくられて以降、全国各地に広まりました。各地の父兄会の連合組織は全国自衛隊父兄会(会長=伊藤康成元防衛事務次官)として公益社団法人の認可を受けています。会員の親睦を深めるほか、「防衛意識の高揚」や「自衛隊に対する協力」を目的に掲げています。

 

  なお、http://www.jcp.or.jp/akahata/ で「しんぶん赤旗」が見られます。

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集団的自衛権、閣議決定を受けて四題。 

2014-07-02 21:11:18 | せいじの政治カフェ

 各々クリックしてお読みください。

 

 第1題、元自衛隊員の話。(神奈川新聞)

  http://www.kanaloco.jp/article/73821/cms_id/89042

 

 第2題、7月1日、自衛隊創設60年にあたり 「しんぶん赤旗」主張。

  http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-07-01/2014070101_05_1.html  

 

 第3題、日本共産党志位委員長、声明。

  http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-07-02/2014070201_01_1.html

 

 第4題、「しんぶん赤旗 潮流 7/2」

   http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-07-02/2014070201_06_0.html

 

 

 

 

 

 

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七月のはじめに……。

2014-07-01 22:02:39 | せいじの政治カフェ

 七月のはじめ、といっても既に一日の大半は過ぎあと二時間です。今年

も後半に入って早くも第一日目が過ぎます、こんな言葉があります。

≪人間の一生をかりに七十年といたしましょう。七十年を日に直せば、閏年は

ないものとして二万五千二百日になります。もし四季の推移を暦に合せるた

めに、一年おきに一カ月だけ長めるといたしますと、七十年間に三十五カ月

の閏月が入ることになり、これを日に直せば千五十日となります。さてこの七

十年間の合計二万六千二百五十日の内、一日として全く同じ事が起きるとい

うことはございません。さればクロイソス王よ、人間の生涯はすべてこれ偶然

なのでございます。≫(ヘロトドス 『歴史』)

 

 「偶然」のいえば、こんな言葉も。

≪成人男性の1回の射精では約5億匹の精子が放出されるそうです。そして、

自分の体長(100分の6ミリくらい)の何千倍、何万倍の山あり谷ありの道を走破

(泳破?)して、卵の膜を破ることができるのはそのうちわずか10匹、そしてつい

に卵のなかにはいることができるのはただ1匹です。この精子は仲間のなかだけ

で言えば5億倍という競争を勝ち抜いたのです。(略)

 ある助産婦さんは、精子と卵が出会って受精卵になる確率は、海底に落ちてい

る1円玉を探し出せる確率より小さいとどこかに書いておられました。≫

 (徳永俊明 『「生活」とは何か』)

 

 「必然」とは「偶然」ではないということです。

 山宣の記念碑の碑文として書かれようとした、

 「好むにせよ好まないにせよ、やがては来るその日の為に」

 は、人間の意向にかかわらず「必ず来る日」がある、と。

そして、そのことを時の権力・天皇制政府はもっとも恐れていたこと、

をこの碑文を巡ってのやり取りは示しています。

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