Fさんご夫妻とパルマ近郊のla villa dei capolavori「Magnani Rocca」財団美術館に行ってきました。マニャーニ・ロッカ財団が運営する瀟洒な邸宅美術館です。
「マニャーニ・ロッカ財団美術館」入口
現在、未来派の「ジャコモ・バッラ展」を開催中ですが、元々の常設展示作品も素晴らしく、展覧会ともども楽しんで来ました。で、なんとロンドンのナショナル・ギャラリーからゴッホ《椅子》が特別貸出展示されていて、こちらの方も嬉しかったです。Fさんのお話しだと、ゴヤ作品展示室にゴヤの代わりにゴッホ作品が展示されていたので、もしかして交換展示かもしれない、とのことでした。
美術館建物(ヴィッラ・デイ・カポラヴォリ)の瀟洒な佇まい
この美術館は、ルイジ・マニャーニ(Luigi Magnani , 1906-1984年)が彼の両親を顕彰して設立した財団運営の美術館で、音楽評論家・著作家でもあったマニャーニの趣味の良さがアールデコ調の美術館の隅々まで現れていました。その趣味の良さはコレクションが如実に物語っていて、いやはや驚いてしまったのですがね。
ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ フィリッポ・リッピ
アルブレヒト・デューラー ティツィアーノ
この他にも、古典絵画がまだまだあるのですよ! 絵画作品だけでなく、ションガウアー、デューラー、レンブラントなどの版画作品も展示されていて、その洗練されたコレクション構成を見ながら、よくぞ集められたものだ!と思ってしまいました。
更に、マニャーニがジョルジョ・モランディと友人だったことから、モランディ作品の充実ぶりも見逃せません。
マニャーニとモランディ モランディ《自画像》(若い!)
モランディ作品は油彩の他にも素描や水彩も充実
この他にも印象派のモネやルノワール、セザンヌから、マティスや、イタリア現代絵画に至るまで、訪れる者の目を楽しませてくれる作品が並び、芸術を愛でるイタリアの伝統と懐の深さを実感しました。
で、お昼はパルマからボローニャに戻る途中のレッジョ・エミリアで♪
さすが、地元のプロシュートは美味しかったです~!ヽ(^o^)丿 2人分の量なのに、3人でも食べきれないほど!!
素敵な美術館と美味しい食事♪、誘ってくださったFさんとご主人に心から感謝です!!!