パリから足をのばして2泊3日のプチ旅行に出ました。
この川はセーヌ川ではありません。ライン川なのです。ということで、何故か今バーゼルです(^^ゞ
パリからバーゼルへはTAGで約3時間。ホテルにチェックインしてすぐ向かった先は「バーゼル美術館」です。
中庭には見覚えのあるあの「カレーの市民たち」がお出迎えしてくれました。国立西洋美術館と展示台の高さが違うので印象も異なります。
バーゼル美術館の展示内容はなかなかに素晴らしく、充実の美術館なので驚いてしまいました。なにしろ、あの絵やこの絵もありますしね。さて、あの絵とこの絵です。
ハンス・ホルバイン(子)《墓の中の死せるキリスト》(1521ー22年頃)バーゼル美術館
キリストが目を剥いています。凄いのは手の指の表現ですね。私的には祝福の指とは思えません、無念さが伝わってきます。
マティアス・グリューネヴァルト《キリストの磔刑》(1500-08年頃)バーゼル美術館
で、こちらは凄惨な磔刑図です。思ったより小ぶりで、初期作品だからかコルマール作品や他の同主題作品よりも少し薄い印象を受けました。段々過激に濃くなって行くんですよね。ちなみに、向かって右に立つ鎧の騎士は寄進者なのでしょうか??
バーゼル美術館の新館では「BASEL SHORT STORIES」と題した特別展を開催中でした。ホルバインから現代美術まで縦横無尽に構成された面白い展覧会で、ホルバインのキリストの絵はこちらに展示されていました。
ちなみに、この美術館ではホルバイン漬け&ベックリン漬け&ホドラー漬けが楽しめます(笑)。詳細は帰国してからにしたいと思いますが、充実した気分で美術館を出た後は市内見物です。
ミュンスター(バーゼル大聖堂)です。既に閉まっていたので明日また行きたいと思います。
素晴らしく装飾的な外観のバーゼル市庁舎です。窓から中を透かして見たら、ちゃーんと現代風オフィスになっていました(笑)
ということで、また明日はバーゼル市内見物の後、別の都市へ移動予定です。