ディジョンに到着したのは午後4時頃です。ホテルにチェックイン後、すぐにブルゴーニュ大公宮殿に向かいました。現在の宮殿は17世紀にあのマンサールが改築したそうです。フィリップ・ル・ボン時代の面影を偲ぶのは難しいかもしれないと思いました。
で、宮殿の一角がディジョン美術館になっています。歴代のブルゴーニュ大公の肖像画が並んでいました。
↑ フィリップ・ル・アルディ
↑ ジャン・サン・プール
↑ フィリップ・ル・ボン
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↑ シャルル・ル・テメレール(カール5世(カルロス1世)はこの曾祖父の名に由来しているのでしょうね)
歴代の中でもやはりロヒール・ファン・デル・ウェイデン工房のフィリップ・ル・ボンの肖像画が目を惹きます。シャルル・ル・テメレールはロヒール・ファン・デル・ウェイデン作の肖像画の方が有名だけど、ここディジョンでは初見の肖像画でしたね。ちなみにウェイデンの肖像画は↓です。
https://commo.wikimedia.org/wiki/File:Charles_the_Bold_1460.jpg
美術館展示物の中でも特にブルゴーニュ公の棺は壮麗で、当時の公国の力の大きさを物語っているように思えました。
上がフィリップ2世(ル・アルディ)、下がジャン1世(サンプール)と公妃マルグリットの棺
展示室係りのマダムが「これは棺だけで、遺体の方はシャンモル修道院の方に埋葬されてるのよ」とジェスチャー付きフランス語で教えてくれました。フランス語なのに何故か伝わるものです💦 ということで、翌日はシャンモル修道院に行き《モーゼの井戸》も観なくてはいけないなと思いました。
宮殿の裏手には「フクロウ」で有名なノートルダム教会があります。私もフクロウを撫でて、教会見学に。
「ノートルダム教会」
でも、中ではミサが行われていて、内部の写真を撮るのは憚れました。教会内部も明日にしようと思いながら、駅に明日のボーヌ行き切符を購入しに行ったのです。そーしたら、何とそこで鉄道ストライキを知ってしまったのですよ!!