昨日は心配のあまり呆然としていましたが、ホテルに頼んで帰りのタクシーを予約することができたので、昼に1本だけ出るバスでボーヌに行くことにしました。タクシー費用は高くつきますが、やはりあそこに行かなくてはね
ということで、ブドウ畑の中をバスで走りながらボーヌに到着。すぐに「ホスピス・ド・ボーヌ」に向かいました。
あの、フィリップ・ル・ボンの宰相であるニコラ・ロランが尽力して建てた施療院です。ブルゴーニュ様式の美しい屋根瓦が印象的な建物です。フランス革命前まで病院として機能し続けていたというのですから凄いことです。ここの付属の「ホテル・デュー美術館」には有名なあの絵があります。観たいという念願の夢がかないました(^^ゞ
ロヒール・ファン・デル・ウェイデン《最後の審判》(1445ー50年頃)ボーヌ施療院(オデル・デュー)
いやぁ、やはり素晴らしいです!!ウェイデンの筆力が画面から伝わってきます。ファン・エイクの影響があるのではないかとも思えました。画面を子細に眺めながら、私的に興味深かったのは、地獄行きの人々の表情で、いやだ!という表情が秀逸です。詳細は後で書きたいと思います。
で、タクシーの予約時間まで、すぐ近くの「ワイン市場」で試飲会に参加し、ちょっとだけ酔っ払い?、いい気持でデジョンに帰ることができました(^^ゞ。ということで、無事にディジョンからパリ行のTGVに乗りパリに戻たのでした。疲れ果てましたが、とにかくほっとしました
昨日触れることのできなかったバーゼルやディジョンの話は後で書きたいと思います。