ポール・マッカートニーでEnglish Tea ♪
力を抜いて歌う、こういう時のポールの歌もいいね。
Kate Fox先生の著書。
こんなキレイな先生なんですけどね。
ではフォックス先生を思い浮かべながら(笑)、この本を読んでみましょう。
その前に、ちょっと話が逸れてしまうが、昨日のこのブログへのアクセスが多いんだよね~。なぜ?
閲覧数が8,000を超えることは普段あまりないのだ。3,000,000以上の登録があるgooのブログ(大半は更新もないブログらしいが)で49位だからねぇ。

「雨上がりの鎌倉・・・」なんてタイトルだと、このブログを見る人が多くなる。
毎回そういうタイトルでで行こうかしら。
話を元に戻そう。
先生は、英国人(イングランド人)の特徴をたくさん挙げておられる。
中には、住宅に関する部分もある。
省略しながら意訳すると「住宅も様々なものがあるが、新たな家を手に入れた英国人は、その家にそれまで住んでいた人々によって作られたその家のテイスト(趣味や特徴)を消そうとするのが一般的」だそうだ。そういう先生の文章からして、日本とは異なり、英国では土地を買ってそこに住宅を新築する(あるいは建売りの新築住宅を買う)ことが稀であるという事実が垣間見える。
彼の国では住宅の寿命は日本のそれよりはるかに長く、1つの家が何度も売買され、しかもその価値がどんどん上がって行く・・・と聞くと、日本人って損しているよね。損しているだけじゃなくって、資源を無駄遣いしていると言える。
さらに続けて省略しながら意訳すると「先住者の悪趣味を消し去るだけの時間、技術、資金があなたに不足したまま、あなたがあなたの友人にあなたが購入した家(中古住宅)を見せることになってしまった場合、少なくともあなたは友人にその家を見せながら、先住者の趣味があなたの好みではまったくないこと、しかし不本意ながら、しばらくは先住者の悪趣味にさらされて生活せざるをえないとこぼし、言い訳することになる」とフォックス先生は言う。
それでも最終的には自身で作業(いわゆるD.I.Y.)して、中古住宅を自身の思い通りの家に変身させるというのが平均的英国人のパターンだ。
我が家はかつて新築住宅であって、ブレイスの丸山さんに建ててもらったものだ。だから私は中古住宅を購入して自分でD.I.Y.するという楽しみを経験していない。外観も内装も間取りも、部材やデザインまで全部指定してメモを書いてお渡ししたら、そのとおりに丸山さんが建ててださった。
屋根、外壁、外の木部や破風、庭の外構については、築後17年になるこの家で、途中何度か変更があった。しかし内装は大きくは変わっていない。正確にいうとドアノブは自分で交換したことがあるし、これまた自分でドアをカンナで削ったくらいだ。
しかし内装で一か所だけ変更が加わったところがある。
下の画像にある階段右手の手すりだ。
手前の手すりは最初からあったものだ。
その奥の手すり(これ↓)は最初はなかったものである。
私の母が一時期この家に住んだのだが、この手すりがないと上り下りが危ないというので、ブレイスの丸山さんに後付けしてもらったものだ。
当時私は「ここにこの手すりが出来たのは、ちょっと嫌だなぁ」と思っていたが、今ではこの追加工事の手すりも家の中に風景として馴染んだし、それから16年ほど経って、今度は私や妻がそれがあることで安心する年齢になって来た(笑)。
仮にこの手すりがなくても夫婦ともども上り下りに支障はない。しかし正直申し上げて、あると楽である(爆)。シニアな人にとっては、これがないよりはあった方が安心感(↓)があるでしょ。
ついでにもっと階段の話。
居室やキッチンに比べてどうデザインすればいいのかわからず施主が悩むことが多いのが、階段だそうな。
たしかに階段は三次元的であり傾斜もあるから、素人が絵に描くのが難しいよね。
先に掲げたのと同じ画像を再掲するが、我が家みたいに腰壁をつけた場合、それを階段でどのようにデザインするかは、かなり難しいことだ。
第一に階段は傾斜しており、次に階段は途中でL字型あるいはコの字型に曲がっていることが多い。
途中で曲がっていて、かつ徐々に高さが変わる階段に合わせて、腰壁をどの位置に合わせて傾斜させるか、あるいは水平に保つかは、多少のセンスが要る。
これから家を建てようという皆さんは、人任せにしてはいけないよ。自分で考えて工事を管理する必要がある。あまりにセンスがない工務店や設計士や大工さんも中にはいるからね。
設計士と施主が予め打ち合わせても、設計士と現場のコミュニケーションが悪いとこのあたりの細かい話は現場に伝わらず、ひどいめにあうことがある(私も以前の家で経験がある)。
我が家の階段を1階から上がると、途中でまず右に90度曲がりながら3段上がる(↓)。その時の腰壁をどうデザインするかは結構難しいですよ。
そして今度は水平で正方形な踊り場(↓)があって、そこで人はまた90度右に曲がる。ここの腰壁は割に簡単だ(水平だからね(笑))。そしてまた階段が始まると、腰壁は傾斜をつけることになる。
90度の曲がりを2回繰り返すコの字型の階段だが、その横を這うようにつけられた腰壁は結構複雑なルールのもとに作られているのでした。
せっかくだからフォックス先生の著書の中の「英国人の庭」のページも見てみましょう。
とにかくあちらでは、庭が大事なようだ。
それがどんなに小さくても「green bit」が必要らしい。
我が家も10年前に庭の植木を一気に増やした(↓)。
でも植物って生き物だからね。中には枯れるものもあるから。
新築当時の17年前からしたら、この庭はその原型をとどめながらもじわっと変化して来た。
英国大使館の元ヘッドガーデナー(濱野義弘さん)にもずいぶんお世話になっている。「そんな人って、高い料金を請求するんじゃないの?」と驚く人もおられるだろうが、普通の庭師の方と似たようなもので、わずかの木々の剪定でもしてくださいましたよ。今は千葉県に転居されてしまったけど。
自分で出来ることと、プロにおまかせしないと出来ないことがあって、その後者の部分を濱野さんにお願いしている。
これ(↓)が濱野さんが初めて我が家に来られた時の記念画像(笑)。明るい方です。
おかげ様でなんとかなって来た庭。
しかし庭は生き物。
今元気でも、秋にはまたダメになるかもしれないのが植物だ。
多くの人に教わりながら、自分で出来るところは自分でなんとかして、どうしようもなくなるとプロに頼んで、なんとか我々夫婦は生きのびているのでした。
みなさん、いつもありがとうございます。
フォックス先生にも、いろいろと教えていただいた。
妻がピラティス教室からまもなく帰宅する。
ということで、私は豚挽肉を炒める(笑)。
ドガティ君がウロウロ。
甜面醤と豆鼓醤で炒めた。
あとはごらんの調味料で麺を調理する。
麺を茹でて冷水で締めて、そして挽き肉と一緒に炒めたら終わりだ。
搾醤炒麺風な独自の麺料理。
辛く仕上がりましたよ。
中国料理店厨房のまかない食的な搾醤炒麺ってのがあるらしくて、すごくおいしそうなんだけど、食べたことがないのだ。
それをメニューにしているところはないからね。これは我が家にある材料で作った想像上のレシピによるもの。誰か作ってくれませんか?(笑)