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お座敷小唄をご存知だろうか。
富士の高嶺に 降る雪もぉ~♪
京都先斗町に 降る雪もぉ~♪
雪に変りは ないじゃなしぃ~♪
とけて流れりゃ 皆同じぃ~♪
画像は、その京都先斗町である(ところで、この歌詞の3行目は意味的に正しいのだろうか?)。今では鎌倉七里ガ浜の住人ではあるが、元々は関西人である私の頭には、京都の地理もおおよそインプット済みである。先斗町がどのあたりかはよぉ~く知っている。しかし先斗町で飲むということの経験が、私にはあまり多くはないのである。なぜなら私が関西に住んでいたのは、私が社会人になる前のことだからだ。学生の身で先斗町を飲み歩くということは、四半世紀ちょっと前の昔にはあまりなかったことなのだ。
関西に出張に行った今週木曜日の夜、8年ぶりに足を踏み入れた先斗町は、とても面白かった。そこに連なる店の内容がどんどん変化していることを実感した。そこを歩くのは、外国人観光客かあるいは若いカップルが妙に多かった。新しく出来たばかりに見受けられる店がすごく多い。これを楽しいと思うか、不愉快に思うかは、意見の分かれるところだろう。
私は外資系企業の日本法人の社長さんと一緒に、先斗町に乗り込んだ(うれしいことに、先方のおごり)。予約もなくいきなりシャレたお店に入ってみた。店名はらんまん(炭火焼京風イタリアン)。店の看板には「びすとろ らんまん」とあった。「イタリアンでビストロなんて呼び名はないんじゃないの・・」と思いながらも、入ってみた。料理はしっかりと作ってあった。コース料理を食べた。手抜きはないと思われる味付けで、ボリュームもすごい。しかし失礼ながら、書きたいのはそのことではない。料理を食べながら飲んだワインのことを、私は書きたいのである。
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南アフリカを代表する大ワイナリーKWVのCathedral Cellar(Chardonnay)を注文した。お店での価格は5,000円ちょっと。そうであれば、自分で通販で買ったなら2,000円ちょっとくらいだろう。しかし驚くほど強いワインだった。注文した料理の中には鮮魚のカルパッチョもあるのだが、そのカルパッチョが、コクがあって重いこのワインに完全に負けてしまったのだ。もう少し味の強い料理、例えば牡蠣フライ、塩味の焼き鳥、魚のムニエル、あっさり味の中華料理等と一緒に飲むべきワインなのだろう。この値段でここまでカチッとした白ワインを飲んだ経験は少ない。コスト・パフォーマンスの高い、立派なワインだ。
調べたところ、通販で簡単に買えるようだ。次に注文する時はこれにしよう。