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我ら夫婦が八ヶ岳西麓で「お外でランチ!」と言えば、最も頻度高く訪問するのが原村の紅茶専門店DADAで紅茶と一緒に食べる食事か・・・あるいはぐっと標高が下って、諏訪のハルピン・ラーメンである。そしてそこで食べるのはニンニク・ラーメン。世にラーメン好きな人は多い。また最近はラーメン店もラーメンも新種が登場し、すこぶる品数が多い。誰もが「コレが一番」というラーメンを挙げることが出来よう。私もそうだ。私にとって「コレが一番」はこのハルピン・ラーメンが供する3種のラーメンのひとつであるニンニク・ラーメンである。
ハルピン・ラーメンの所在地は長野県諏訪市四賀飯島2336-2。国道20号線のバイパスで、平安堂諏訪店のある飯島交差点そばだ(と言ってもわかる人はわかるし、わからない人はわからないだろうが)。是非一度行ってみて欲しい。私もラーメンは小さい頃から食べ続けている。「3分待つのだぞ」のチキンラーメン以来、数多くラーメンを食べて来た。しかし、この店のニンニク・ラーメンは今まで食べた中で最高のラーメンだと思う。スープの味がなんとも複雑怪奇。秘伝のタレと称するものが私を魅了する。
ハルピン・ラーメンで食べられるラーメンは3種類:
●ハルピン・ラーメン 600円
●ニンニク・ラーメン 600円
●醤油ラーメン 500円
大盛り100円増し。
小麦粉を筆頭に食材の値段が高騰しているが、今年の盆休みシーズンには、ずっと前からのこの価格に変化はなかった。
尚、酒の用意はない。
上の画像はニンニク・ラーメンの大盛りだ。私はもっぱらこれである。麺は黄色い細めの縮れ麺でしっかりしている。スープは、何と説明すれば良いのだろうか。味噌味でも醤油味でも豚骨でもない、とにかく複雑で、(味覚的にもそこに溶け込む物質の重量的な意味でも)重ぉ~いスープなのである。スープの表面は茶色っぽい。しかし長年漬け込まれた様々な物質がスープの中に沈み込んでいるので、レンゲでスープを掻き混ぜると底から黒っぽい材料が浮き上がって来る。その黒い物質が浮き上がった瞬間に、縮れ麺をスープに絡め、一気に飲み込むと良い。そうすることで、スープの中に潜む何種類もの甘みと辛味とスパイス類をしっかりと感じ取ることが出来るだろう。中に含まれるいずれの味も強烈な個性を発揮しつつ見事に調和する。これで牛肉を煮込んで赤ワインと一緒にを食べたいものだ(店には売っていないが)。ラーメンとしては珍しい味わいである。
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最近メニューに、このニンニク・ラーメンのスープによく漬けたゆで卵「寝かせにんにく卵」(150円)と豚飯(300円)が加わった。画像は半分サイズの子豚飯(150円)である。
11:00AM開店と同時にお客がどんどん入る。昼時は待ち席に行列が出来る。古くは諏訪の市街地中心部に店舗があったそうだが、こちらに移転した。何年も前に東京・高田馬場と早稲田の中間あたりに姉妹店が出来た(その後閉店)。東京で仕事中に私はその店の前を通ったことはあるが、その時はまだ開店前の工事中だった。工事の看板に「ハルピン・・・」と書いてあったので、これは?と思い調べたら姉妹店の工事だった。さらに今年は下諏訪にもお店が出来たと言う。未体験の方は是非一度どうぞ。
食べ方の2大原則:
●スープを掻き混ぜて底から黒い物質を浮かせ
●浮かせたらすぐに麺を絡め一気に飲み込む
尚、前記3種類のラーメンのうち、醤油ラーメンは辛いのが苦手な人用のメニュー。これも十分美味しい。