ロンドン!!
兼高かおる風に♪ あるいはデビッド・ニーブン風に♪ 巨匠ビクター・ヤングの楽しい音楽。
誰もが知るメロディーのあれこれ。様々な楽曲が繰り出されて80日間世界一周。
アジアへアメリカへアフリカへオセアニアへ広がって行く彼の国の冒険心。
この会社の歴史を追えばそのスピリットはよくわかる。

East India Company。紅茶も香辛料も銀も。
歴史は何世代にもわたる経験。
後からでも学べて、それは新世代に属する個々人の知識にもなる。
知識の蓄積はその後の失敗を少しだけ小さくしてくれる。
自分の経験が少ないことはダメだが、よりシリアスな問題は自分のわずかな直接的経験を「歴史」だと勘違いすること。
本当の歴史に学ばない態度は、たいていその後、大きな失敗を呼んでしまう。

【Source: BBC】
画像は偉大な歴史家アーノルド・ドインビー。彼の著作を読んだことがありますか?
私は長い人生で、1冊だけ。それは「爆発する都市」という本。長くて退屈な本だった。
Regent's Parkの近く。こういうところに住んでみたいですねぇ。

【Source: Google】
さて、ロンドン高級地区の居住用不動産。それはとても私が投資出来るようなものではないのだ。仮に購入出来たとしても、1戸を購入した場合のリスクたるや、ものすごい。その管理はどうするのか? 家賃収入はともかく、それ以外にそれを維持する出費はいかほどか? テナントが入らない場合に取りうる手段は? しかもですよ、投資の基本は分散。ロンドン高級地区の不動産を何戸も購入して分散投資する資金など、私にあるわけがない。
これはHighstreet Kensington近く。フラット(集合住宅)のファサードも彫りが深いデザインだ。実際壁が厚いのだ。だから彫りも深い。戸建ても似たような感じで建てられたものが多いからたいしたものだ。

【Source: Google】
サッシ枠の屋外側表面は、それが取りつけられた外壁表面から奥へ深く沈んでいる。本来タテ長窓とそれが使われる建物はその出自というか、それが生まれた背景からすれば、こうあるべきだろう。分厚さを感じさせる壁の中に深くはめ込まれてこそ、この窓の形が活きる。
「彫りの深い建物は長生き」の法則。「タテ長窓は彫りの深い建物に合う」の法則。
また話がそれてしまうが、同じタテ長窓の歴史を引きずりながらも、米国のツーバイフォーは当然ながら壁の厚みを感じさせない。日本の在来構法同様、実際に壁に厚みがないのである。それでも米国製のサッシ枠は厚い。だから米国製ダブル・ハングの上げ下げ窓は、室内寄りの下の窓と、屋外寄りの上の窓のそれぞれのサッシ枠の厚みを合計すると結構な水平距離になり、その分厚さが外からもよくわかるのだ。ところが日本製サッシになるとタテ長の上げ下げ窓を模倣してはいても、日本得意の技術でサッシ枠自体をかなり薄っぺらなものにしていて、非常に平面的に見えてしまう。
つまりはこんな。

では、ロンドンの高額物件に分散投資したいがそんな資金なんてありません、という私のような人のためには、ロンドン高級地区に特化した投資ファンドがある。私はあれこれ調べ、そうしたもののひとつに投資することにした。

画像はそのファンドの目論見書だ。ありきたりの不動産投資ではない。単に土地の価格上昇に賭ける投資でもない。もっとも成熟した国の世界がいつも注目する都市の、世紀をまたいで価値が上昇するロケーション&建物に投資をするのだ。
金融危機以降のローンチであり、当然パフォーマンスは抜群。

そのファンドの運用会社に連絡をし、「投資出来るか?」と問い合わせた。なんと、がっくり。このファンドはすでにクローズしていた。あれま。しかしこんな問い合わせが珍しかったのか、その会社のCEOがあれこれ資料を送って来てくれて「おそらく今年またどこかで次のファンドがローンチされます。その時にご連絡します」とのメッセージをもらった。

しかし「その時いご連絡します」と言われても、私がその時そのファンドに投資するかどうかはわからない。その時の市況やSterling Poundの対円レートにもよるのだろう。なんでも結論を先に出して、あとからその理屈を考えるようなことは避けないと危険だ。常に流動的であらねば。
なんていろいろと考えていると、晩御飯。おいしいわぁ。マグロの漬けとイクラのどんぶり。

我が家のダイニング・テーブルの後の壁はこれ。

江戸時代の七里ガ浜。向こうは左が江ノ島で、右が小動(こゆるぎ)の岬。
大昔に広重が描いた我が街近くの海岸の風景は、配置が現代と変わらない。
「ロンドン・ロンドン」と言いつつ、住むのは鎌倉の方が、私はいいな。
話を戻そう。
因みに投資物件は例えばこんなの。一流地区のちゃんとした物件である。外観はこれ。
中から外を見るとこんなの。
いかがでしょう、あなたも?
FXなんてゼロサム(おまけにマイナス手数料)の投資をやってないで、世紀をまたぐ成長的投資を!
と言いつつ、経済実態にあまり強さも感じさせないまま、米国の株価はフラフラ上がって来た。ちょっと怖いなぁ・・・。
英国の不動産市況は少々不透明なようだし。 http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MKMDGK6KLVRE01.html
兼高かおる風に♪ あるいはデビッド・ニーブン風に♪ 巨匠ビクター・ヤングの楽しい音楽。
誰もが知るメロディーのあれこれ。様々な楽曲が繰り出されて80日間世界一周。
アジアへアメリカへアフリカへオセアニアへ広がって行く彼の国の冒険心。
この会社の歴史を追えばそのスピリットはよくわかる。

East India Company。紅茶も香辛料も銀も。
歴史は何世代にもわたる経験。
後からでも学べて、それは新世代に属する個々人の知識にもなる。
知識の蓄積はその後の失敗を少しだけ小さくしてくれる。
自分の経験が少ないことはダメだが、よりシリアスな問題は自分のわずかな直接的経験を「歴史」だと勘違いすること。
本当の歴史に学ばない態度は、たいていその後、大きな失敗を呼んでしまう。

【Source: BBC】
画像は偉大な歴史家アーノルド・ドインビー。彼の著作を読んだことがありますか?
私は長い人生で、1冊だけ。それは「爆発する都市」という本。長くて退屈な本だった。
Regent's Parkの近く。こういうところに住んでみたいですねぇ。

【Source: Google】
さて、ロンドン高級地区の居住用不動産。それはとても私が投資出来るようなものではないのだ。仮に購入出来たとしても、1戸を購入した場合のリスクたるや、ものすごい。その管理はどうするのか? 家賃収入はともかく、それ以外にそれを維持する出費はいかほどか? テナントが入らない場合に取りうる手段は? しかもですよ、投資の基本は分散。ロンドン高級地区の不動産を何戸も購入して分散投資する資金など、私にあるわけがない。
これはHighstreet Kensington近く。フラット(集合住宅)のファサードも彫りが深いデザインだ。実際壁が厚いのだ。だから彫りも深い。戸建ても似たような感じで建てられたものが多いからたいしたものだ。

【Source: Google】
サッシ枠の屋外側表面は、それが取りつけられた外壁表面から奥へ深く沈んでいる。本来タテ長窓とそれが使われる建物はその出自というか、それが生まれた背景からすれば、こうあるべきだろう。分厚さを感じさせる壁の中に深くはめ込まれてこそ、この窓の形が活きる。
「彫りの深い建物は長生き」の法則。「タテ長窓は彫りの深い建物に合う」の法則。
また話がそれてしまうが、同じタテ長窓の歴史を引きずりながらも、米国のツーバイフォーは当然ながら壁の厚みを感じさせない。日本の在来構法同様、実際に壁に厚みがないのである。それでも米国製のサッシ枠は厚い。だから米国製ダブル・ハングの上げ下げ窓は、室内寄りの下の窓と、屋外寄りの上の窓のそれぞれのサッシ枠の厚みを合計すると結構な水平距離になり、その分厚さが外からもよくわかるのだ。ところが日本製サッシになるとタテ長の上げ下げ窓を模倣してはいても、日本得意の技術でサッシ枠自体をかなり薄っぺらなものにしていて、非常に平面的に見えてしまう。
つまりはこんな。

では、ロンドンの高額物件に分散投資したいがそんな資金なんてありません、という私のような人のためには、ロンドン高級地区に特化した投資ファンドがある。私はあれこれ調べ、そうしたもののひとつに投資することにした。

画像はそのファンドの目論見書だ。ありきたりの不動産投資ではない。単に土地の価格上昇に賭ける投資でもない。もっとも成熟した国の世界がいつも注目する都市の、世紀をまたいで価値が上昇するロケーション&建物に投資をするのだ。
金融危機以降のローンチであり、当然パフォーマンスは抜群。

そのファンドの運用会社に連絡をし、「投資出来るか?」と問い合わせた。なんと、がっくり。このファンドはすでにクローズしていた。あれま。しかしこんな問い合わせが珍しかったのか、その会社のCEOがあれこれ資料を送って来てくれて「おそらく今年またどこかで次のファンドがローンチされます。その時にご連絡します」とのメッセージをもらった。

しかし「その時いご連絡します」と言われても、私がその時そのファンドに投資するかどうかはわからない。その時の市況やSterling Poundの対円レートにもよるのだろう。なんでも結論を先に出して、あとからその理屈を考えるようなことは避けないと危険だ。常に流動的であらねば。
なんていろいろと考えていると、晩御飯。おいしいわぁ。マグロの漬けとイクラのどんぶり。

我が家のダイニング・テーブルの後の壁はこれ。

江戸時代の七里ガ浜。向こうは左が江ノ島で、右が小動(こゆるぎ)の岬。
大昔に広重が描いた我が街近くの海岸の風景は、配置が現代と変わらない。
「ロンドン・ロンドン」と言いつつ、住むのは鎌倉の方が、私はいいな。
話を戻そう。
因みに投資物件は例えばこんなの。一流地区のちゃんとした物件である。外観はこれ。
中から外を見るとこんなの。
いかがでしょう、あなたも?
FXなんてゼロサム(おまけにマイナス手数料)の投資をやってないで、世紀をまたぐ成長的投資を!
と言いつつ、経済実態にあまり強さも感じさせないまま、米国の株価はフラフラ上がって来た。ちょっと怖いなぁ・・・。
英国の不動産市況は少々不透明なようだし。 http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MKMDGK6KLVRE01.html