Reflections

時のかけらたち

道明の世界へ ・・・ world of Domyo

2018-10-09 00:56:43 | art
1月23日の雪の日に菊地コレクションを見に行ったシルクラブより、
「道明の世界」という展示会の案内をいただき、10月4日に「名物柄の帯締めについて」という社長の道明葵一郎氏
による講演があるので参加したくなっていました。EREさんにお会いした時に、あるばとろすさんも興味をお持ちの
ことがわかり、ご一緒しました。

なぜかシルクラブに行くときは雪とか雨で和服と縁がありません。
楽な洋服で伺いました。今度お天気がいい日に和服で上野のお店に行ってみたいと思いました。

いろいろなものを見るにつれ、日本文化の奥深さを感じるこの頃です。































名物柄 三井寺 鎌倉組がかかっていました。








これ以上にある帯締めから選ぶのも大変。一つ欲しいとは思っていても和服を着て行かないと
イメージがわかりません。スマホのライブラリーから持っている帯をざっと見て、色を選んで行った
あるばとろすさんの行動力と判断力には驚くばかりです。




家に帰って東北の寺を巡った時に買ったものを思い出して撮ってみました。
確か山寺(立石寺)薬師如来が50年に一度の御開帳の時のものです。
仏教伝来の色ですね。どこか遠くの国からやって来た組み合わせ。

各地の神社やお寺に、お経を結ぶ紐とかそれぞれいろいろなものがあります。
道明はそれを復刻して、帯締めに作っています。
歴史は360年。江戸時代には刀の下緒を作るのが主な仕事だったようです。
今の和服の着方が定着したのが明治時代。帯締めが一般的になったのもそんなに昔では
ありません。帯が幅広になったのも江戸も終わりの方かしら?

菊地さんの展示会の時に山田屋店主の西村花子さんの帯締めが何とすてきなのと思いましたが
こちらのだったのですね。その魅力にはまっている店主と道明のコラボ企画でした。



私のお気に入りのコーディネーション


帯締めで最後の仕上げをする和服。私は無地の着物も多いし、帯もそういうものも多い・・
そういうのに似合うカラフルなのが1本欲しいという感じです。三井寺だと和服も正式な感じがするので
普段にでもできる平家納経からひとつ色合わせをしてみたいところです。

平織りのようなものもあり、組み方も多彩なので驚き、その伝統を伝えていることに頭が下がります。


Oct.4  2018  Nakano


コメント (8)
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