3月2日 日本橋公会堂
時どきお会いしていた方がこの花緑さんの奥様だったことを
知り、そしてTVなどでも彼の障害について取り上げられて
初めて、落語の世界に興味を持ちました。
はじめての落語
これは素晴らしいひとり芝居。
日本の古典芸能の一つでした。TVや映画のなかった時代の娯楽です。
きっと講談とかもそんな感じなのでしょうね。歌舞伎や狂言、能という舞台芸術は
ありましたけど。もっと気楽に街の人たちが楽しんだものでしょうね。
たった一人で座ったままで、物語を表現するなんてなんてすばらしいのでしょう。
ずっと笑いっぱなしでしたし・・・ きっとイッセー尾形もこんな感じなのだろうと想像しました。
朝の寒さも伝わってくるし、夜空やまわりの光景まで浮かんできます。 何もない世界に空間を
作るのはお能も同じですね。魚屋の夫婦の愛情を描いたものと、身分を越えた恋愛を成就させる若い
カップルの話の2題でした。話に引き込まれてその世界に入って行きましたが、終わった後なにか
心に温かくなるものを感じました。
彼はイントロで学習障害のことも話して、さりげなく現実のこの世界についても語っていました。
今とても人気のある噺家さんで、気が付いた時にはチケットがほとんど売り切れ状態で
2階の桟敷席から楽しみました。
ひとり芝居も面白いのですが、何か人情溢れて、ほのぼのとした世界が生まれてきます。
奥様も明るく楽しい方なのですが、一度でファンになりました。
もう笑いっぱなしでした。こんなに笑ったのは久しぶりです。
その日の朝出かける時に少し大きめの鳥を見ました。
ツグミです。着て出かけた着物はツグミさんのお母様のものです。
和服で落語へと前日に考えたコーディネイト3つです。
いただいためくら縞の着物をサイズを合わせて出してもらったものです。
当日やっぱり第一候補の組み合わせにしましたが、残念なことに派手な羽織が似合いません。
またいつもの羽織を着て出かけました。
手描き友禅で昨年末に習った半襟をまだしています。
帯は大好きな越後染織工房のものです。
三井記念美術館のロビーであるばとろすさんと待ち合わせ。
マンダリンのグルメショップで再び見た薔薇のリース。
日本橋公会堂の日本橋劇場へ春を感じる陽気の中、歩いて行きました。
あるばとろすさんも春らしい装いです。おばあ様のお着物がモダンです。
私が若いころに着ていたキャシャレルのワンピースと同じ色合いでした。最初は黒の羽織の予定
でいらしたとかですが、ピンクの羽織がかわいいです。
この日の朝は2週間くらい引きずっていたことが解決しました。
マンションの浴室の蛇口の様子がおかしくなってきたので、防災センターの技術員に見て
もらったところ、防災センターでは直せないものでした。メーカーに直接依頼するようにと
蛇口を調べていましたが、メーカーが判別できないとのことで、1日かけて調べて教えていただきました。
教えていただいたメーカーに修理に来てもらったところ違うメーカーだということでびっくり。蛇口に
名前が読み取れて、問い合わせ先を教えてもらいました。メーカー違いでも出張費が発生してしまい、
防災センターに間違えを連絡すると、防災センターの技術員も調べて依頼先を知らせてくれましたが、
費用は申し訳ないけど保障する仕組みがないと言われどうしてもというなら自分が個人で持つしかない
という返事があり、それは個人で負担するものではないと思い一旦支払いました。自分の過失でもない
ことに自分に降りかかってきたことに何か気持ちが悪くて、防災センターの所長さんに話すことに
しましたが、ちょうど休みで、メールで連絡して話が進みやすくしようと思い、文章を作成して、ちょうど
お昼を一緒にした会計士の友人に念のために見てもらったところ、こういうものはわかりにくいので、
メールにしない方がいいと言われました。あと淡々と事実だけを述べること、今後もかかわっていくのに
マイナスのイメージを与えないことなどアドバイスしてもらいました。
翌日味噌作りに行く前に防災センターによって、朝礼までのほんの少しの時間でしたが、事実の説明だけして
所長さんに投げました。今後のことやルールを決めて頂くこと、又こういう事例は住民、従業員どちらも
個人負担をすべきことではないと思うと自分の意見も伝えました。所長さんはやっぱり報告を受けていなかった
ので、こちらでも確認して対処しますと話していました。
その後、1週間近くたってしまうのでこちらから連絡すると、落語を聞きに行く日の午前中に会うことになり
ました。こういう事項についてルールはないのだけれど、防災センターの落ち度で居住者の方に迷惑をかける
ことはできないとの返事をいただけて、ほっとしました。
感情を抑えてクールにすること、とても勉強になりました。
3棟あるマンションは民活で建てられた半官半民みたいなところなので、それぞれ違う建設会社が
入り、部品もそれぞれ違います。防災センターはこういうところも管理しているのですが、建てられてから
何十年もたっているので把握するのが難しくなりつつあるのも確かです。
最後に修理に来てくれたメーカーは棟によって違ったり、階数によって違うものが使われていることもあるので
念のためいくつか持ってきていて、出張が無駄にならずに助かりました。
March 2 2019 Nihonbashi