やっと京都に戻ることができました。1カ月前の京都旅行の写真です。帰ってからすぐアウトラインだけを
夏の京都へ 7月17日ルートメモ にアップしましたが、写真もほとんどスマホだったと思います。
7月17日
娘が突然、軽井沢に行けないのなら京都に行こうということになり、二人の行きたい場所を出し合って行った1泊2日の
京都旅。私が一番行きたかったのは瑠璃光院。娘が行きたかった貴船と初日に組み合わせることにしました。私一人だったら
大原寂光院の方を選んだと思うけど・・
瑠璃光院は小学校のミニクラス会の京都旅の時に候補にあがりましたが、少し遠い場所なので他の行程と組み合わせるのに
難しいところもあり、また近年人気で入れないくらいの人が集まるらしいとのことで行けなかった場所でした。
寺院という認識がなく、入り口で聞いたらここ十数年のことと返答がありました。
帰ってから調べると
京都市左京区上高野にある寺院。岐阜市に本坊を置く「浄土真宗無量寿山光明寺」の支院で、本尊は阿弥陀如来
もともとは明治から大正にかけての実業家の別荘で三条実美命名の茶庵「喜鶴亭」があり、現在見られる庭と建物は大正から昭和に
かけて造営されたもの。その後京福電鉄が所有し、高級料理旅館を営業していたが、廃業に伴い、光明寺が買収し、本堂を設置。
「八瀬」という地名は「矢背」とも記すことができ、これは壬申の乱(672年)で背中に矢傷を負った大海人皇子(おおあまのおうじ、
後の天武天皇)が「八瀬の釜風呂」で傷を癒されたことが由来と言われています。
それ以来、貴族や武士たちから「やすらぎの地」として愛されてきました。
となっていました。
茶庵は見れるかどうかわかりませんが、今度は秋に来てみたい場所です。春と秋だけの特別公開です。
6時半東京発の新幹線に乗って、京都駅から奈良線、京阪本線、叡山電鉄を乗り継いで八瀬比叡山口
で下車。
まず目に入ったのは高野川の清流。家族で来て釣りを楽しんでいる人もいました。
入り口には少し列ができていただけでした。コロナのため春の特別公開の期間が
延長されています。青もみじは新緑のころなので、少し遅いのですが・・
混雑していなかったのでゆっくり見ることができました。
苔の美しい庭です。
いつもだったら人が多くて、こんなに人が入らない写真は写せなかったかもしれません。
以前京都セミナーハウスに泊まって、曼殊院や実相院に行ったとき、実相院の「床みどり」は
撮影禁止でしたが、ここでは撮影OKでした。
写経もできたのですが、午後の予定があるのでパスして、1階に降りて、庭や釜風呂を見学しました。
ご朱印は自分で日付を書くようになっていました。
娘が急にコンビニに行きたいというのでスマホで探して、この山の中、道路沿いに
みつけてホッとしました。途中、比叡山に上がるケーブルカーの乗り換え口がありました。
旅行ってハプニングがありますね。
この写真を見ていた時に、なぜか仕事をしていた時のことを思い出していました。勤め始めたころはなんだか学生時代のように
楽しい時間が流れていました。大規模なリストラがあり、組織改革を皆で考え、ミーティングが続きました。もちろん
先生みたいな某企業から派遣されていたスタッフがリーダーでストーリーはできていたのですが、新しいものを作る機運にあふれて
いる時がありました。その改革でできた学術部会はミニ学会のようなものでそこで多くの先生や研究者の方たちをサポートするのが
仕事でした。京都大学でも思い出す先生方がいて、懐かしく思いました。学術部会を担当して、社会の大人の人たちに初めて
会ったような感覚でした。中でもユーモアのセンスにあふれた計測関連のK先生の会議はこれが大人のやり方と思ったりしたもの
でした。最近AさんのFBから思い出した東北大のT先生も本当に懐かしく、今やっていらっしゃる人間学のセミナーについて
思わずお聞きしてしまいました。
なんだかしみじみしちゃって大丈夫かしら私?
思い出もなんだか引出しをあければ宝物のようなものですね。
夜遅くにも救急車の音がして、今ではコロナ以外は考えられないような感じです。
どうなっちゃうんだろう日本。