コロナ禍の中のオリンピックが終わりました。パンデミックの中の開催が信じられない中、開催されてしまいましたが、
一日中TVで放送しているので、卓球やサッカー、バスケットなどは面白く見ました。娘は勝ち負けがはっきりしている陸上が好きで
見ていましたが、私は強いとか速いとかそういうのを競うのは特に好きではありません。でもアスリートたちのその目標への努力は
言葉では言い表せないくらいのものでしたが、特にこのコロナの時代に頑張ってきたことが伝わってきました。そういう姿を見るだけでも
世界の人たちに何か勇気や希望のようなものを与えたのではないかと思いました。
静かで本当にオリンピックをやっているのだろうかと思うような東京の街でした。2回くらい銀座と池袋で外国人のカメラクルーのような人を
みかけただけでした。アスリートのためのオリンピックでしたが、無観客でもその熱が伝わり、観客がいない分アスリート同士の交流が
増したようなお互いへの思いがわかるようないいオリンピックだったと思いました。
残念だったのは開会式などの式典のチームが野村萬斎たちから質素な会にするために交替させられたことでした。開会式も閉会式も日本の
国力を表す必要はないのですが、日本の文化をちゃんと伝えてほしかったと思いました。日本にはアーティストはいないのかと思うほどでした。
ポピュラーにしてもクラシックにしてももっと日本を代表するような人がいないのかと・・
閉会式を見ていて、私がかつて仕事をしていた時の国際会議のパーティでのアトラクションを思い出してしまいました。盆踊りに太鼓・・
まるで村祭り。
せっかくの日本の芸能を世界に発信できるチャンスを逃しました。次回開催国のフランスの紹介があまりにもおしゃれで・・コロナだから
派手なことはなくということでもそれなりのおもてなしはできたでしょうに。アスリートたちを前に大道芸のようなダンスは必要だったの
かしら・・
ベランダに出ていつ花火が上がるのだろうとスタンバっていたので、閉会式をあまりちゃんと見ていなかったのですが、一番心に響いたのは
参加国の国旗がサークルになって並んだところです。こんなにたくさんの国の人が集まったのだと・・このコロナの中・・
こんな機会はほかにはありません。スポーツを通して、お互いの国を尊重して友好的につきあえる
きっかけを作るような、政治的、経済的でないなにか人間同士のつながりを作るいい機会になって
くれたらと願うばかりです。
夕方の空
ベランダに出ていると国立の方向にヘリが集まっては散っていくのを見ることができました。
いつも花火にカメラが間に合いません。
最後の花火が上がりました。
娘のミラーレスデジカメの方が望遠もよく撮れます。
まるでオリンピックが終わるのを待っていてくれたように強い風の台風がやってきました。
閉会式で橋本聖子会長があいさつするのを見て、国立競技場の建設に始まり、変更に次ぐ変更のオリンピック
でしたが、何とか取り繕うことができたオリンピック開催だったと思いました。森会長だったらと思うと
ぞっとしました。
これからはバブルの外の変異型コロナの大爆発や台風などの自然災害の危険の中、命を守って
生きて行くことが最優先であってほしいです。
