7月17日
瑠璃光院の次の目的地貴船に向かいました。
高校の時の修学旅行の自由行動の日にとしちゃんと鞍馬に行ったことはありますが、ここ貴船はおととしの
祇園祭の時も行く機会はあったのですが、敢えて暑い京都の町に残りました。
叡山電鉄で宝が池まで戻り、再び貴船方向の電車に乗り換えます。このかわいい電車の運転手さんはとても
親切で他にも東京から来た二人ずれと一緒に迷っていたら、運転席を降りていろいろ教えてくれました。
駅は無人駅でした。無事乗り換えましたが、この路線は2年前の台風でまだ全線復旧していないので
行けるところまで行って、バスに乗り換えました。バスはすでに人が乗った状態で来るので、待っている
人全員が乗れなくてぎりぎりセーフでした。
貴船口まで行って、またそこから神社へはバスを乗り換え、5分くらいで着きました。
今回の京都旅行、神社好きの娘の行きたかった貴船神社が初日の次の訪問地。ここは水を祀る神社で
翌日行った愛宕は火を祀る地でした。京都の古い信仰が残る地です。
貴船神社
貴船神社の創建は, いつかわからないようです。 ただ, 1300年前にはすでに社殿の造り替えの記録があるようなので, 平安京の遷都よりさらに歴史があります。
貴船神社は, 水神である高龗神 ( たかおかみのかみ ) をお祀りしている神社です。
昔は、木船や貴布祢とも書かれたそうですが、明治四年 ( 1871 ) 以降は貴船と改められました。
平安時代には, 神社で最も高い格式であり, 日照りや長雨が続いたときや, 国に危険があるときには必ず, 天皇の使いが, 貴船神社に差し向けられ, 祈祷が行われました。
弘仁九年(812)以来は、雨乞い、雨止みの神様として人々に崇められ、雨乞いには黒馬、雨止みには白または赤馬が献上されるのが通例で、記録には、数百回に及ぶそう。
貴船 ( きふね ) は, 古来「 氣生根 」と書かれ, 氣が生じる根源の地と考えられていていました。 氣が生じるところのため, 運氣が上がる『 運氣龍昇 』のご利益が期待できます。この地を「きぶね」と読むことを初めて知りました。神社のほうは「きふね」と読みます。
また, 平安時代の歌人 和泉式部が, 夫の心が他の女性に移ったことを思い悩んでいるときに, 貴船神社に参拝し, 復縁を願ったところ叶えられたので, それ以来, 「 縁結びの神 」として, 崇められるようになりました。和泉式部は恋多き女性というイメージが強いのですが、結構かわいかったのですね。
叡山電鉄がまだ復旧していないので木原からバスを乗り継ぎ、貴船神社近くまで来て、川沿いを歩き始めました。
川床のお店が見え始めました。川の流れの勢いはすごいですね。
本宮はここから上がりますが、先に鳥居茶屋で鮎雑炊をいただいてから上がって行きました。
川床は値段もとても高くてお料理はそれほどでもということも聞いていたので、時間を取り、ここは
奥宮まで行くことに重点を置きました。夕食は鴨川の川床を予約していました。
お着物でいらしている人たちが何組もいました。
七夕祭りのかざりがなんとも縁結びの神様らしい・・
娘は水占いをしていました。霊泉に浮かべると文字が浮かぶ「水占みくじ」が有名です。
ここから次の結社に向かいます。
蛍を詠んだすごい感性の歌ですね。
思い川 モードは完全に和泉式部です。
ここからさらに上に行くと奥宮があります。
ここまで来ると神話の世界のようです。
貴船神社創建の地であり、森に囲まれた神聖な場所です。御鎮座伝説に伝わる玉依姫命(たまよりひめのみこと)が乗った黃船は、
人目に触れぬように石で包み囲んだと伝えられ、今も苔むして奥宮本殿の側に祀られています。
途中カフェで川床に出れるお店もあったのですが、結構人が待っていたので
市の中心に戻ってからお茶をすることにしてバス停の方まで下って行きました。
着た時と同じようにバスを乗り継ぎ、木原から叡山電鉄に乗りました。
木原駅にバス停から向かう途中で会った猫ちゃん
July 17 2021 Kibune, Kyoto