Reflections

時のかけらたち

最近届いた2冊の本 ・・・ books I have received recently

2022-09-30 14:26:27 | a day in the life

 

昨日買い物に行く途中に、公園の生垣からいい香りが・・ そう、きんもくせいの季節になったのですね。

 

ツグミ通信が本当に久しぶりに来て、森と生きるⅢの発行のお知らせでした。
この出版でお忙しかった片田さんでいらしたのですね。一人で森の中に生きる
片田さんの健康とか心配になってきたところでした。

今回も花と鳥の絵に文章がたくさんついていて見ごたえがあります。
ゆっくり楽しませていただきます。

申し込もうと思ったところ、素敵なプレゼントが届きました。
いち早く手にすることができ、いつもありがたいことです。今年こそ
諏訪に行けるかと楽しみにしていたのですが、コロナの余韻があり、
残念だけど断念しました。何も心配なく会える日が早く来ますように。

 

 

 

今年は秋の諏訪行きをあきらめたところ、まさかの熊野古道歩きが実現間近です。
最終のバス会社への運行チェックなどを行い、明日の突然の出発を待つばかりです。
10月には厳島神社の観月能を見たかったのですが、今年はあきらめます。広島の義理の姉からも
度々のお誘いがあるのですが、なかなか行くことができません。広島は出張で行ったことが
あるだけなので、原爆ドームとか見るべきと思いつつなかなか実現できないでいます。

 

まだ今までに2回しか会ったことのない多治見に住んでいる父方のいとこから、自費出版の本が
送られてきました。陶芸が好きで多治見に家を建てたくらいで、中国にも一時住んでいた趣味の多彩な
人です。「流々(るる)として」というタイトルの詩歌集でした。流々はもちろん祖父に当たる縷々から
とったものなのだろうと思いました。演歌の歌詞のようなのから、詩、俳句まで今まで書き留めたものを
昨年奥さんを亡くされ、1冊にまとめたそうです。一度会いたいと電話の度に話すのですが、なかなか
実現できません。

中から気に入った詩をひとつ紹介します。叔父も文才があり、「酒」*という雑誌にエッセイを連載
したことが昔ありました。

*佐々木久子さん(1927年 - 2008年、編集者、評論家、随筆家) 雑誌『』(1955年 - 1997年)の編集長

 

流々

いつから人は 時間に
しばられるように なったのか
時計をはずそう
時間は自然が お知えてくれる
潮騒に耳を傾けながら
時を楽しむ自分が
       今ここにいる
生きている 自分がいる

いつから人は 自然に
さからうようになったのか
流れに身を置き
自然につつまれ 生きてゆくこと
心地よい時の余韻に浸る
笑顔になれる自分が
    今ここにいる
生きている 自分がいる

 

時計をはずそう ・・・ なんという素敵な言葉でしょう・・

 

明日からの熊野古道ウォーキングは行き当たりばったり派の友人に対して、私はバスの時刻表と首っ引きです。
本当はのんびり行きたいのですが、一日に数本しかないバスを逃しては目的地へ到着できないので、時間に
縛られる私です。抑えるところは抑えてあとはのんびり行きたいものです。

初日の那智勝浦の夕べの浜でのコンサートも慌てて申し込んだら、最初に電話した時も出たのはたぶん濱口さん
ご自身だったのでしょう・・ あんまり人が来ないから大丈夫というまったりした返事・・ 
二度目に確認の電話があったときは、練習しているから早く着たら声かけてねとゆったりとした時間の流れを
感じました。

 

あすのWA! きらり紀州人 2014.6.20. 勝浦ダイジェスト

 

この中でも最後の方に歌われていますが、初めて聴いたのは「しあわせ」というゆったりとした歌でした。
ギタリストでふだんは歌わないのですが・・ 
横浜のジャズクラブに行ったとき、近くの人たちと話をしたのですが、勝浦まで行ったという人がいました。
波の音が似合う濱口さんでいつか勝浦の海で聞いてみたいと思っていたので思わぬチャンスでした。 

 

濱口祐自 Peter Barakan's LIVE MAGIC!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛を読む人 ・・・ the Reader

2022-09-30 08:10:07 | movie

愛を読む人

原題 The Reader
製作国 アメリカ、ドイツ
製作年 2008
公開年月日 2009/6/19
上映時間 124分
監督 スティーヴン・ダルドリー
製作 アンソニー・ミンゲラ  シドニー・ポラック
脚本 デヴィッド・ヘア
原作 ベルンハルト・シュリンク『朗読者』(新潮文庫刊)

キャスト:
ケイト・ウィンスレット
レイフ・ファインズ
デヴィッド・クロス
ジャネット・ハイン

 

The Reader (2008) Official HD Trailer [1080p]

 

ハムレットでは狂気のオフィーリアを演じたケイト・ウィンスレット。初めて知ったのははるか昔の
タイタニック。以前話題になって、興味を持った映画2本をサブスク9月分であわてて借りました。
この「愛を読むひと」と「ヴェルサイユ宮殿の庭師」。ハムレットと是枝監督の「真実」に続いて。

しかもこの映画の監督は昔見てとても印象的だった「めぐり合う時間たち」のスティーヴン・ダルトリー。

 

 ダルトリー監督

 

 

 レイフ・ファインズはミンゲラ監督の「イングリッシュ・ペイシェント」が記憶に残る。

 

 

 

アカデミー賞で主演女優賞を取ったケイト・ウィンスレットの演技は素晴らしかったです。
アンナにKidと呼ばれる若手の俳優も頑張っていました。

この映画はとても見ごたえがありました。原作ともどもとても話題になっていたのを覚えています。

戦争責任の問題や法の裁きとか・・ 今まさに行われている戦争でも市民が戦争に協力させられて行った
行為は個人の犯罪になるのか等考えさせれます。彼らもまた被害者なのです。

強制収容所の靴の山とか見ると、この歴史を風化させてはいけないと強く思いました。決して遠い昔のこと
ではなく、いまではロシアでも一般市民に徴収礼状が届き、国外脱出への長い列ができています。
誰も兄弟を殺したくはないのです。

刑務所の中で徐々に文字を習得していき彼女に生きる希望を与えたものの、結局自分で自分を許すことが
出来なくなります。自分に正直に、しかし文盲であることは隠し通して罪を一人でかぶり、生きた女性の
話でした。

とにかくケイト・ウィンスレットが美しくて、素晴らしかったです。

 

 

ヴェルサイユの宮廷庭師

A Little Chaos

製作年:2014年 イギリス
上映時間:117分
監督:アラン・リックマン
キャスト:ケイト・ウィンスレット
マティアス・スーナールツ
アラン・リックマン

『ヴェルサイユの宮廷庭師』予告編

 

Little Chaos とは彼女の作り出す庭を今までの庭と比べて表現した師匠の言葉です。
映画館で比較的最近予告を見たような気がしたのですが、日本公開は2015年でした。

 

 

 

 

 

 

 

どちらの映画もケイト・ウィンスレットの動きがとても美しくて見とれてしまいました。
愛を読む人ではアイロンを下着にかけているシーンとか、ヴェルサイユでは手の指に入った土を取ったり
しているシーンとか・・・

昔ロミー・シュナイダーが素敵だなと思いましたが、ケイト・ウィンスレットもとても魅力的です。
メリル・ストリープが好きな女優さんですが、一人加わりました。

 

 

 

借りてきたDVDの予告でアル・パチーノ主演でDanny Collinsが紹介されていて、ジョン・レノンの
歌が流れるこの映画の「人生のどこかに置き忘れてしまったかけがえのない時間、話してしまった手を
またつなげる」という言葉にひかれてCDリストに加えました。こちらはジョン・レノンの手紙をもらった
シンガーのリアル・ストーリーです。もうストップしようと思ったTSUTAYAですが見たい映画がある限りは
続けてみようかなと思いました。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする