Reflections

時のかけらたち

Dancers (追記あり)

2022-09-16 23:57:40 | art

バリシニコフのバレエを見てからまたバレエ熱が復活してしまいました。
音楽と動きが一つになった芸術が若い頃、大好きでした。
バレエを見るきっかけになった「ロミオとジュリエット」はボリショイ・バレエでベスメルトノワとボカティリョフで、
オケも素晴らしかったことを思い出します。指揮はロジェストヴェンスキーだったと思います。すべてが夢のような舞台。
まだ大学生の頃か、就職したての頃だったかと思います。

The Turning Point (1977) - Mikhail Baryshnikov & Leslie Browne (by KYRILLOS)

初めて見に行ったバレエはボリショイ・バレエの「ロミオとジュリエット」と「白鳥の湖」。 当時のプリマ、ナタリア・ベスメルトノワ
が素晴らしく、プロコフィエフの音楽も好きになりました。それからしばらく、ソヴィエトからくるバレエにいくつか行ったり、
ヌレエフのジゼルも見ましたが、ベジャールの率いる20世紀バレエ団(現:ベジャール・バレエ・ローザンヌ)が来てからは
すっかりその魅力にはまってしまいました。音楽を具現化したベジャールの振り付けが素晴らしくて・・・ モーツァルトの魔笛や
超有名になったボレロ、春の祭典、マーラーの曲に振り付けたものが素晴らしかったです。

Mikhail Baryshnikov in the film "Dancers" (1987). Fragments.

今は当時見に行くことのなかったバリシニコフのYouTubeを見てとても残念に思っています。

rag & bone Men's Fall/Winter 2015 Film feat. Baryshnikov and Lil Buck

2015年のヴァリシニコフもなんてすてきなんだろう。CMだけどすごい作品になっています。

Choreography by Balanchine. Tchaikovsky Pas de Deux

 

Tributo a Mikhail Baryshnikov el mejor bailarín del mundo

ヴァリシニコフも森下洋子さんも玉三郎もみんな私とほぼ同年齢。

 

Pas de deux "Light" de Maurice Béjart

ベジャールがジョルジョ・ドンと森下洋子のために振り付けたLight。
このダンスをベニスから中継でNHKで朝やっていたのを覚えています。

森下洋子はヌレエフとか世界の一流ダンサーとも踊っていて、日本を代表するバレリーナです。
今でも踊っていらっしゃるそうです。

 70年間バレエの練習を欠かしたことはないと言う森下さん

子供が小さい頃、彼女の「くるみ割り人形」を見に行ったことがありました。あともっと若い頃、主人の友人でロンドンに
留学してオペラやバレエをたくさん見ていた方とバヤデールを見に行ったかな・・・ 主人は結婚前にロンドンに行って
アレッサンドラ・フェリの「マノン」とか見ていたみたいでした。

日本のダンサーではあとは熊川哲也の「白鳥の湖」。10年以上前でしたが、その跳躍力には驚きました。彼は芸術的センスが
よく、ダンサーにとどまらず、今では芸術監督となっていますね。

 

Jorge Donn Maravilloso Ballet Siegfried !!!

 

ボリショイバレエ団「ジゼル」より第1幕(ジゼルのヴァリエーション)

ベルメルトノワの動画が残っていてうれしい限りです。

いろいろネットで見ていたら、彼女はもう亡くなっていることを知りました。
ボリショイバレエを調べていたら、トップのバレエダンサーがウクライナ侵攻に反対して、退団して海外のバレエ団に行ったことを
知りました。多くの芸術家が海外に流出しているようです。ロシア国内でも本当の状況を知っている人たちもいることを知り少しほっと
しています。ウクライナ情勢もロシア国内でも反対の声が少しずつ起きてきて、変化の兆しが見えてきました。

 

坂東玉三郎とバリシニコフの交流も知り、うれしく思っています。

世界文化賞のバリシニコフ氏玉三郎を称賛「目もくらむような才能」

第31回世界文化賞受賞 歌舞伎俳優・坂東玉三郎

坂東玉三郎氏ら、世界文化賞を受賞

第29回高松宮殿下記念世界文化賞受賞!ミハイル・バリシニコフ来日記念会見の様子

 

そろそろ玉三郎も歌舞伎座の舞台でまた見れそうです。昨年は多かったのにね。
来年はバレエを見る機会があればまた復活したいと思います。

Mikhail Baryshnikov, storia dell’uomo che la sua vita l’ha danzata
イタリア語の記事ですが、うれしいことになんとなんとなくわかるようになってきました。 

 

コメント
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