9月15日
まわり中、同じような新しい家が建つ中、まったく別の世界のようにたたずんでいるのがT高校の大先輩で
こども園で定年後仕事をしていた時に同僚たったYさんのつながりで知ったKさんのお宅です。
Kさんは音楽関係のお仕事を続けられていた方ですが、布を使って素敵なクラフトを作られて、今回は
お返し用に使いたかったので思い切って一人でお邪魔させていただくことにしました。
YさんもT高校で繋がっている不思議なご縁ですが、彼女は仕事と自分の病院通い、高齢のお母さんの骨折
などで一緒に行くことができませんでした。
前回お邪魔したのは2017年、5年も経っていたのですね。
見覚えのあるアプローチ・・・
このあたりは私が結婚した当初住んでいたところに近く、子供を遊びに連れて行った公園もあり
なつかしい場所です。
体調を崩されているというので、なかなかお会いできなかったのですが、今いろいろ整理中でした。
50年たったという家はそこだけスポットライトが当たったように素敵でした。
灯りも大好きなKさん。少しつけてもらったら素敵でした。もっともっとたくさんの照明が部屋にありました。
そこで明かりをつけて音楽を聴くのがお好きとのことで音楽の話では盛り上がりました。東芝EMIにお勤めしていたことを
思い出しました。
私がチェロのハウザーを今度聴きに行くと話すと、彼はデュ・プレとヨーヨーマが好きということでした。
Kさんも子供の頃父親の持っていたレコードを聴いたことがクラシック音楽に興味を持ったきっかけだった話していらっしゃいました。
私が今回自分用としてほしかったのは、コンサートのチケットばさみと高齢者用の健康保険証入れ。
コンサートのチケット入れは、前回国際フォーラムの時に入り口が混んでいて、バックの中のチケットをあわてて
出して中に入ったのですが、なんと違うチケットで中に入ってしまっていました。それももう済んだコンサートのでです。
今はチケットはコンビニで打ち出して、どのコンサートでも同じタイプで見分けがつきません。半券がすでに切ってあったのに
多くの人で混雑する入り口では、もう切ってありますねで通ってしまったのです。終わったコンサートのチケットもバックに
入っていたのがいけなかったのですが、ちゃんと準備もするようにチケットばさみが欲しかったのです。
ほとんどが古い和服の布で作ったもので、中にはアメリカのコットンやイギリスのものもありました。
私はこういうものが大好きなのでたくさん買ってしまいました。海外に送るのにも封筒でかんたんに送れるのでいいかなと
思ったり。
Kさんと話していたら、もう今はペーパーレスの時代なので、こういうものが必要でなくなってくる時代なのだと語って
おられました。私は文房具、雑貨が大好きなので、すぐノートとか買ってしまうのですが。チケットもチケットレスの時代に
なって行くだろうし・・音楽も聴き方が変わってきています。スマホひとつあれば事足りる時代です。アルバムとしてでは
なく1曲ずつダウンロードしたり・・ 音質もあまり求めていません。彼が作っているケースは通帳入れとかカード入れや
お札入れなどで、通帳などもなくなって行くもの・・すべてがペーパーレスになって行くだろう運命です。そういう流れ
だからこそ大切にしたいクラフトです。
Kさんは携帯電話もお持ちにならないとのことでした。
今回いただいてきた数々・・・ 見ているだけで楽しくなります。
翌日はボビンレースの日だったので出かけるまで少しやったりしていました。
翌日のボビンレースのレッスンで断続レースのわからないところをお聞きしました。
帰ってから頭の中にあふれて流れている音楽は何かと探していたのですが、エルガーのニムロッドかシベリウスのシンフォニー
かと思ってYouTubeで聴いていたら、どうやらシベリウスの2番の4楽章のようでした。
あの広がりのある曲。最近聴いたのはチャイコフスキーやドヴォルザークのシンフォニーだったので、その辺やラフマニノフ、
ブラームスまで聴いていると曲の構成も見えてくるようないつもと違う聴き方をしてしまいました。
Jean Sibelius - Symphony No. 2 in D major, Op. 43 (Orchestre de Paris, Paavo Järvi)
4楽章フィナーレのメロディーだったのですね。
Sep. 15 2022 Suginami