天理教本部から石上神宮へ
この旅行の最初のプランは娘の石上神宮に行ってみたいという希望から始まりました。
なんだか神社大好きな娘が古い神社に行きたいと調べたようです。日本最古の神社の一つ
となっています。
私は山の辺の道を歩きたいと思っていたので掛け合わせて一緒に行くことにしました。
万葉集の里にも行ってみたいし・・・
こういう小川も万葉の時代からあったのだと思いながら・・
時は実りの秋の真っただ中・・・
万葉集』の巻4(501番)柿本朝臣人麻呂の歌
「未通女(おとめ)らが 袖振山(そでふるやま)の 瑞垣(みづがき)の 久しき時ゆ 思ひき吾(われ)は」
「乙女が袖を振る、そのふると名も同じ布留山(ふるやま)の古くより神様をまつる瑞垣(みずがき)のように、
長い間あの人のことを思ってきた、わたしは」
石上神宮には多くの鶏がいて、元気に動き回っていて驚きました。
まるで若冲の絵のようにきれいでした。
摂社 出雲建雄神社拝殿(せっしゃ いずもたけおじんじゃはいでん)[ 国 宝 ]
元来は内山永久寺(うちやまえいきゅうじ)の鎮守の住吉社の拝殿でしたが、大正3年に現在地に移築されました。
内山永久寺は鳥羽(とば)天皇の永久年間(1113~18)に創建された大寺院でしたが、神仏分離令により明治9年に
廃絶しました。その後も鎮守社の住吉社は残されましたが、その住吉社の本殿も明治23年に放火によって焼失し、
拝殿だけが荒廃したまま残されていましたので、当神宮摂社の出雲建雄神社の拝殿として移築しました。従って
この建物は内山永久寺の建物の遺構として貴重なもので、国宝に指定されています。
建立年代については、はじめは保延3(1137)年に建立され、その後13・14世紀に2回の改築により現在の
構造・形式になったと考えられています。 石上神宮HPより
拝殿より楼門を撮る
ぐるっと回って、元の場所に戻りました。
まるで普通の鳥のようにいるのが面白かったです。
山の辺の道に向かって歩き、ランチの場所を探しました。
道に迷っている私たち。どこまで行ってもお店らしきものがありません。
さとはあれて人はふりにしやどなれや庭もまがきも秋ののらなる 僧正遍昭
仁和のみかど、みこにおはしましける時、ふるのたき御覧ぜむとておはしましけるみちに、遍昭がはゝの家に
やどりたまへりける時に、庭を秋ののにつくりて、おほむものがたりのついでによみてたてまつりける
「農家カフェ けやき」やっとみつかりましたが、満席。外で少しだけ待って入ることができました。
近くにもう1軒、古民家利用のフレンチを見つけていましたが、そこは
貸しきりとなっていました。他にはお店が近くにはないような場所でした。
柿がなんともおいしそうで、安くて一つ欲しいところでしたが、これからたくさん歩くので
荷物になるので買うことができませんでした。地元の人が自転車で買いに来ていました。
蒸し野菜もおいしかったです。柿の器に柿の白和えがたくさん入っていました。
野菜たっぷりの味噌汁は家に帰ってからマネしてなんでも野菜を入れて作りました。
奥のベランダ席でした。
Nov. 12 Nara