碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
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教室で、記録映画『二重被爆~語り部 山口彊の遺言』試写&監督講演

2011年07月01日 | 映画・ビデオ・映像

「メディアと文化」の講義で、2週連続企画を行った。

1週目は、広島と長崎の両市で被爆した「二重被爆者」だった 山口彊(つとむ)さんを追い続けた記録映画『二重被爆~語り部 山口彊の遺言』の試写。

これは2006年に公開された作品『二重被爆』の続編であり、ジェームズ・キャメロン監督が山口さんに会いに来る感動的なシーンも入っている。



学生たちには、感想や、制作者への質問を書いて提出してもらった。

2週目に、監督・企画・プロディースの稲塚秀孝さんを招いての講演。

私にとって稲塚さんは、テレビマンユニオン時代の先輩であり、出会いから30年のおつき合いになる。



2本の記録映画は、その稲塚さんが、何年にもわたって山口彊さん(2010年1月死去)と伴走するように取材を重ねてきた労作だ。

制作のプロセスを軸とした講演は、ドキュメンタリーの持つ力を再認識させてくれるに十分な内容でした。



ありがとうございました。

『二重被爆~語り部 山口彊の遺言』は、7月より全国順次公開となります。




記録映画『二重被爆~語り部 山口彊の遺言』公式ブログ
http://ameblo.jp/nijyuu-hibaku?sess=c75d435fb55b37c10e64630798d8b356