「メディアと文化」の講義で、2週連続企画を行った。
1週目は、広島と長崎の両市で被爆した「二重被爆者」だった 山口彊(つとむ)さんを追い続けた記録映画『二重被爆~語り部 山口彊の遺言』の試写。
これは2006年に公開された作品『二重被爆』の続編であり、ジェームズ・キャメロン監督が山口さんに会いに来る感動的なシーンも入っている。
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学生たちには、感想や、制作者への質問を書いて提出してもらった。
2週目に、監督・企画・プロディースの稲塚秀孝さんを招いての講演。
私にとって稲塚さんは、テレビマンユニオン時代の先輩であり、出会いから30年のおつき合いになる。
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2本の記録映画は、その稲塚さんが、何年にもわたって山口彊さん(2010年1月死去)と伴走するように取材を重ねてきた労作だ。
制作のプロセスを軸とした講演は、ドキュメンタリーの持つ力を再認識させてくれるに十分な内容でした。
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ありがとうございました。
『二重被爆~語り部 山口彊の遺言』は、7月より全国順次公開となります。
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記録映画『二重被爆~語り部 山口彊の遺言』公式ブログ
http://ameblo.jp/nijyuu-hibaku?sess=c75d435fb55b37c10e64630798d8b356