ずっと大沢在昌さんの『新宿鮫』シリーズを読んできた。
新作が出るのを、いつも楽しみに待ち続けてきた。
今度の『絆回廊 新宿鮫Ⅹ』(光文社)、やはり待っただけのことはある。
鮫島の警察官としての苦悩、一人の男としての辛さ、いずれも物語の中で渋く光っている。
傑作です。
おススメです。
書評を書くつもりでしたが、同じ誌面で、すでに大森望さんの執筆が決まっていたため、読むだけにしました(笑)。
「今週、読んで(書評を)書いた本」は、以下の通りです。
荻原 浩
『誰にも書ける一冊の本』 光文社
近藤 誠
『抗がん剤は効かない』 文藝春秋
高野和明
『ジェノサイド』 角川書店
小野耕世
『世界コミックの想像力』 青土社
藤田康人
『どう伝わったら、買いたくなるか』 ダイヤモンド社
桂 由美
『出会いとチャンスの軌跡』 カナリア書房
* 上記の本の書評は、発売中の『週刊新潮』(7月21日号)に
掲載されています。
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