碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

明日23日(土)のオープンキャンパスで、体験授業

2011年07月22日 | 大学

今週末の23日(土)・24(日)の両日、本学はオープンキャンパス。

23日(土)には、私も「テレビ番組を作ろう~テレビリテラシーを学ぶ~」をテーマに、体験授業を行います。

1回目 12:00~12:45
2回目 14:30~15:15




いずれも定員制で、開始30分前に整理券が配布されます。

集合場所は、2号館地下1階、AV-1教室。

以下は、高校生の皆さんへの、当日用メッセージです。



上智大学オープンキャンパス2011
新聞学科体験授業
「テレビ番組を作ろう~テレビリテラシーを学ぶ~」

文学部新聞学科教授 
碓井広義


皆さん、こんにちは。新聞学科の「体験授業」にようこそ。

新聞学科は1932年に創設され、来年80周年を迎える伝統ある学科です。名称に「新聞」を掲げていますが、もちろん新聞だけが研究対象ではありません。

活字・映像にまたがるジャーナリズム(報道)を中心に、マス・メディアである「新聞」「放送」「出版」「広告」についての<研究・教育拠点>となっています。

本学には「テレビセンター」と呼ばれるスタジオがあります。ここでは、実際に映像を制作することで、「いかにして映像で伝えるか、映像で語るか」を学ぶ、「テレビ制作」という実習授業を行っています。

今日、皆さんに“体験”してもらうのは、この授業の一部ですが、とても短い時間しかありませんので、一種の“スタジオ公開”“スタジオ見学”だと思って下さい。

たとえば、テレビ局から送り出されるニュース番組が、どんなふうに作られているのか。複数のカメラの役割、副調整室(サブ)の機能、出演者やスタッフの動き、といったものに注目してください。

ここで大切なのは、目の前のスタジオで展開されていることと、最終的にテレビ画面から流されていることの“関係”についてです。情報を文章で伝える新聞などと比較しながら、テレビというメディアの“特性”を考えてみましょう。

スタジオ以外では、AVルームで、学生たちが「テレビ制作」という授業で実際に制作した映像作品(テレビ番組)が見られるようになっています。

「テレビ制作Ⅰ」で制作したのは「ソフィアのひみつ」をテーマとする5分の情報番組。また、「テレビ制作Ⅱ」では、「あの人に学ぶ」というテーマで10~15分のドキュメンタリー番組を作りました。カメラに初めて触った学生も多かったのですが、なかなかの力作ぞろいですので、ぜひ、ご覧ください。

来年の春、この四谷キャンパスで、皆さんと再会するのを楽しみにしています。




今週の「読んで書いた本」 2011.07.22

2011年07月22日 | 書評した本たち

猛暑が続いていたと思ったら、台風の影響か、一転涼しくなって、びっくり。

皆さん、体調にご注意を。


今週の「読んで(書評を)書いた本」は、以下の通りです。

川上弘美 
『天頂より少し下って』 小学館

武田 徹 
『私たちはこうして「原発大国」を選んだ』 中公新書ラクレ

ひし美ゆり子・樋口尚文 
『万華鏡の女~女優ひし美ゆり子』 筑摩書房

原山擁平 
『セクハラの誕生』 東京書籍


* 上記の本の書評は、発売中の『週刊新潮』(7月28日号)に
  掲載されています。




・・・・武田徹さんは信頼するジャーナリストの一人。

その著作のほとんどをリアルタイムで読んでいる。

原発関連では、すでに『原発報道とメディア』(講談社現代新書)という新著も出ていて、こちらも鋭い分析に富んでいます。

ひし美ゆり子さんといえば、やはり「ウルトラセブン」のアンヌ隊員だ。

放映当時、中学生だった私は、モロボシダンとアンヌの“異星間結婚”の現実性を心配していたが、杞憂に終わりました(笑)。