河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

太陽の塔

2007-02-22 11:14:32 | 読書(小説)
森見登美彦、新潮社。
いかにも、国立大、いかにも、5回生、ってなノリ。
いったいどのあたりがファンタジーなのか。
いや、ファンタジーノベル大賞って書いてあったから。
でも確かに、叡山電車が走り、彼方に太陽の塔が見え、
クリスマスイブの夜にええじゃないかを広めるってのは、
かなり、幻想的。っていうか、幻覚?
考えすぎて、頭が変になる直前の、むさい大学生の数日間。
なんでこんなの読んだかって、
「きつねのはなし」が読んでみたかったけど
どんな人か分からんかったからさ。
まあ、大体分かった。言葉にするのは難しいけど。
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明日へのチケット

2007-02-22 00:01:44 | 映画
いいなあ、こういう映画。大好きだ。
たぶん、私は、こういう日常風景な映画が好きなのだ。
ケン・ローチ監督とアッバース・キアロスタミ監督ともう一人。
最初の人は忘れました。すいません。
最初のは、おじいちゃん教授の淡い恋、みたいな話。
2番目のがキアロスタミ。
やっぱ、アングルが違うよ。
汽車の窓に映る人物のカットとか、同じアングルで会話だけが進むとか。
景色が多くて、ざわざわしている。
わがまま放題のおばちゃん。車掌さんがいい味出してる。
2等の切符で1等に座りたいと言い張る人には、そうやればいいのか。
おお。ってかんじ。
3番目のもおもしろかった。
多少やかましいけど、いい人ばかり出てくる。
サッカー見に来たスコットランドの3人組、難民の家族と切符の取り合い。
ラストが、爽快。
3つとも、切符(原題は、ticket)を巡る物語で、
登場人物がこっそり混じってる。
そして、終点のローマへ。
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