河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

百日紅

2007-03-24 21:10:09 | 読書(マンガ)
いやー。
大学1年生の時に、友達から借りて読んだ。
こんな漫画があるんだー。と杉浦日向子に開眼。
一番の好きは「東のエデン」なんですが。
も一度読むと、結構、大人な話なんですね。ええ。
主人公らしい北斎はじじいだし、娘はかわいくないし、
変な男が住み着いてるし、ぜんぜん今まで知ってる漫画じゃなかった・・・
漫画といえば、ジャンプだった私に、端っこ漫画を教えてくれたような。
すごいいっぱい知識があって、それをかき立てるんじゃなくて、
さらりと描き出していて、すごいすごい。
浮世絵とかの知識が多少増えた今、あらこんな人も出てたんだって感じ。
夭逝だったよなー。
筆を折るのも早かったから、生きてたって新作は読めなかったけど。
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夏の魔術、アップフェルラント物語

2007-03-24 20:59:59 | 読書(マンガ)
風邪引いて、漫画と読書三昧。
ふくやまけいこ、新刊でたよう!久しぶり!!!
この絵と、暗い面も知ってて明るいような描写が大好きだ。
中学校からのファンですから長いよ。
どちらも、田中芳樹の原作。
田中芳樹は私の中学生活の基礎かもしれん。
そして、ふくやまけいこに出会った元凶だ。
今見ると、耕平は19歳なんだなー・・・もっと大人だと思ってた。
(そりゃそうだ)
漫画は、原作にふくやま色が加わっていい感じ。
とくに耕平の子ども時代がかわいい。
雪絵さんも小西さんもたいがいいい人になっている。
アップフェルラントもかなりなふくやま色だが、
フリーダがふくやま色出すのは1/3過ぎてからだもんな。
その点、ライムはそのまんま本から出てきた感じ。
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僕僕先生

2007-03-24 20:51:14 | 読書(小説)
仁木英之、新潮社。
父が十分金を稼いだとして、いい年になっても働かない、
もっっさりぼーっとした青年が、かわいい少女の姿をした仙人に弟子入り。
どこかの書評で、「萌え」って書いてあった。
そうなのか。
そのへんはよく分からなかったが、確かに、煩悩との戦いでもあったな。
なんかしらん弟子入りしてしまって、少女仙人・僕僕のあとをついて歩く王弁。
仙骨はないけれど、それなりに才能があったようで、
異世界にも渡っていけたし、大方のことでおろおろしない。
道教とか、中国の歴史とか、それなりの知識があってこそ描ける描写だ。
イナゴを人が追い払い、ああもう、神のいる場所はないのか、と
仙人たちを神界へ回収しようとする動きが・・・ってくだりが。
ラストは、5年後に帰ってくんのは早すぎだろーと思ったが。
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