上橋菜穂子、講談社。IIの王獣編。
異世界獣医物語、主人公エリンの動物観が、とても間違っている気がした。
母や、その一族の言葉の方が正しいのに、自分の直感の方を信じていて、
私は、主人公を責める側の意見に賛同してしまうので、
この子の考え方が、肯定されてしまうのかどうかが、とても気がかりだった。
動物を、人間が利用するのであれば、人間のルールを守らなければいけない。
それが当然と思うけど、世の中はそうではない。
今の日本人はきっとエリンに共感するんだろうとも思った。
ラスト、私がおそれていた方向には行かなかった。
動物を利用するためには、何かを失ってもらわないといけない。
そこにこそ、「いただきます」のこころが、必要なんだと思う。
異世界獣医物語、主人公エリンの動物観が、とても間違っている気がした。
母や、その一族の言葉の方が正しいのに、自分の直感の方を信じていて、
私は、主人公を責める側の意見に賛同してしまうので、
この子の考え方が、肯定されてしまうのかどうかが、とても気がかりだった。
動物を、人間が利用するのであれば、人間のルールを守らなければいけない。
それが当然と思うけど、世の中はそうではない。
今の日本人はきっとエリンに共感するんだろうとも思った。
ラスト、私がおそれていた方向には行かなかった。
動物を利用するためには、何かを失ってもらわないといけない。
そこにこそ、「いただきます」のこころが、必要なんだと思う。