宮部みゆき、幻冬舎。
こわいよー。
この人の現代物は、ほんとに怖い。
テーマは、「毒」。
シックハウス症候群や土壌汚染、そして、人の心に溜まる毒。
その毒には、名前なんてない。
読み始めて、「誰か・・・」の杉村さんの話だと分かった。
自分と全然違う主人公をリアルに作ると、
続編とか作りやすいのかなあ。
この本の世界に、夫婦と娘、それぞれの父母と兄弟がいて、
職場の同僚などなどいろんな人が作り出されている。
妙なところに感心。
で、この本は、「誰か・・・」ほど後味は悪くないけど、
自分は悪くないはずなのに、勝手にねたまれる、幸せな家庭。
というあたりに、いやなものを感じる。
でも、ラストで主人公の妻が、あの家には住みたくない、という。
それが許される、身分。
毒を、生み出させることになるものが、妻の中にある。
表紙の、黒い背景に浮かぶ家族3人の明るい窓、暗い瓶。
なんともなあ・・・
こわいよー。
この人の現代物は、ほんとに怖い。
テーマは、「毒」。
シックハウス症候群や土壌汚染、そして、人の心に溜まる毒。
その毒には、名前なんてない。
読み始めて、「誰か・・・」の杉村さんの話だと分かった。
自分と全然違う主人公をリアルに作ると、
続編とか作りやすいのかなあ。
この本の世界に、夫婦と娘、それぞれの父母と兄弟がいて、
職場の同僚などなどいろんな人が作り出されている。
妙なところに感心。
で、この本は、「誰か・・・」ほど後味は悪くないけど、
自分は悪くないはずなのに、勝手にねたまれる、幸せな家庭。
というあたりに、いやなものを感じる。
でも、ラストで主人公の妻が、あの家には住みたくない、という。
それが許される、身分。
毒を、生み出させることになるものが、妻の中にある。
表紙の、黒い背景に浮かぶ家族3人の明るい窓、暗い瓶。
なんともなあ・・・