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河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

マーマー

2008-01-12 22:02:14 | 読書(マンガ)
ウィスット・ポンニミットの漫画。
っていうか、サイレントムービー風コミック。
この人の書く、犬がたまらんの。
へっへっへっ、ってしっぽふっとる白い犬。
で、この本は、犬の漫画。
ペットショップで売れ残ってるもこもこの犬が、
(ほかの悪犬もだけど)飼われるまで。
アニメも見てみたいけどねー。
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サラエボの花

2008-01-12 21:51:58 | 映画
オーストリアと、ボスニア・ヘルツェゴビナの合作だった・・・はず。
ボスニア人の母子の物語。
私の映画の好みは、マニアックだが、
どうも、知らない国の、日常が描写されていて、
色的に落ち着いたのが好みらしい。
だから、ハリウッドはあんまりみないのな。
色はもう主観ですから、説明しようがないけど。
で、どこかであらすじを見たんだろうが・・・
覚えてなくて、おおう、と、ちょっと衝撃。
でも、その1テーマだけの作品ではある。
エスマとサラ。
父は殉死したと聞かされていたサラ。だが。
エスマが、男を嫌悪してたり、
ふざけたサラにのしかかられてパニックになったり、
所々に伏線がある。
実は、レイプされて出来た子で・・・という。
ちょうど読んでいた「ヴォイス」も、主人公メマーが
同様の生まれだったが、時代や背景からか、あっさりしていた。
差別されるどころか、後継者として認められていたし。
それはまあ、お話の世界。現実は。
母子は絶望するが、たぶん、回復していく。そんなラスト。
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ヴォイス

2008-01-12 21:29:39 | 読書(小説)
ル・グウィン、河出書房新社。
西のはての年代記第2巻。
世界観のしっかりしたファンタジーは、面白い。
ゲド戦記も、アースシーの世界が面白い。
いろんな国があって、いろんな人種があって、文化もいろいろ。
それを認め合っていくんだ、という意志がある。
そこが、文化人類学者の娘、歴史学者の妻っていうところなのか。
または、少数民族も認めるアメリカらしさというのか。
文字を読まないオルド人に支配されたアンサルの市民たち。
そのなかで、オルド人兵士の犯され生まれた少女メマーは、
「女子ども」の差別を払いのけ(このあたり、ゲド4巻を思い出す)、
道の長の後継者として、文字を覚え、焼き討ちにあった本の残りを守る。
1巻の主人公のオレックとグライが成人して出てくる。
オレックは詩人として、グライはライオン使いとして。
ほんとに「物語」らしいというか、この世界の描きぶりが面白いと思う。
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