あさのあつこ、角川書店。
この人の書く話は、たいがい子どもが出てきて、
その子どもが、大人が考える、神秘的な子ども、
っていうかんじで、違和感を覚える。
今回のは、殺人事件というか、サスペンスだが、
途中でどこかファンタジックになって、現実味がない。
明帆(あきほ)と陽(よう)という二人の少年が出てきて、
仲は良くないが、悪いわけでもない、不思議な関係。
自分が理解できないでいる自分、に似ているとお互いに思っているからか。
物語は、明帆の彼女で陽の幼なじみの少女が、
アパートごと火事で死亡する事故を調査に来た文筆業秋庭が
その街にやってくるところから始まる。
このはじまりが、この間読んだ「風の館物語」にそっくりだ。
駅にいるのが、少女じゃなくて、おっさんだが。
結局、なんか既視感のあるラストに終わった。
とりあえず、どうなるんだろう、と思った少年二人の正体は、
分からないまま。ふつうの人間だから、分かるわけはないのだ。
人間って言うのは、複雑で、自分でも分からないところがあるのだ。
たぶん、そういうことなんだろう。
この人の書く話は、たいがい子どもが出てきて、
その子どもが、大人が考える、神秘的な子ども、
っていうかんじで、違和感を覚える。
今回のは、殺人事件というか、サスペンスだが、
途中でどこかファンタジックになって、現実味がない。
明帆(あきほ)と陽(よう)という二人の少年が出てきて、
仲は良くないが、悪いわけでもない、不思議な関係。
自分が理解できないでいる自分、に似ているとお互いに思っているからか。
物語は、明帆の彼女で陽の幼なじみの少女が、
アパートごと火事で死亡する事故を調査に来た文筆業秋庭が
その街にやってくるところから始まる。
このはじまりが、この間読んだ「風の館物語」にそっくりだ。
駅にいるのが、少女じゃなくて、おっさんだが。
結局、なんか既視感のあるラストに終わった。
とりあえず、どうなるんだろう、と思った少年二人の正体は、
分からないまま。ふつうの人間だから、分かるわけはないのだ。
人間って言うのは、複雑で、自分でも分からないところがあるのだ。
たぶん、そういうことなんだろう。