河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

チェ 39歳別れの手紙

2009-02-18 23:11:53 | 映画
109シネマズ四日市。
原題は、「CHE PART2」
別れの手紙ってのは、キューバを離れたときのゲバラの手紙。
ストーリーは、その手紙を書いてから、死に至るまでの経緯。
キューバ革命の志士として有名だが、ゲバラの最後は、ボリビアだ。
ボリビアで、農民のため、と立ち上がるが、キューバから攻めてきた、とか
何しに来たんだ外国人(アルゼンチン人だし)呼ばわりされている。
ゲバラは、社会主義だけど、共産党からも協力を得られない。
なぜなら、政府の横暴には、暴力を持ってあらがう、という姿勢だから。
南アメリカの土地は広くて、医療も教育も、細かなところまで行き渡らない。
すべての人に、平等に医療と教育を、と思うと、社会主義になるのかも知れない。
日本の赤軍派とかは、こういうゲリラになりたかったのかなあ。
毎日毎日、どこから打たれるか分からない生活。
この映画では、殺し殺される目線で淡々と情景を写し取っていて、
特にラストシーンのゲバラの死は、見るものをゲバラの目線にさせる。
平和を求めて、ゲリラよりも軍の言うこと聞いちゃった農民の気持ちも分かる。
そういう意味では、この映画、かなり中立なんだろう。
コメント
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