河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

ロック・ラモーラの優雅なたくらみ

2009-08-04 21:59:34 | 読書(小説)
スコット・リンチ、早川書房。
2007年だが・・・あとがきにあるように映画化したんか?
原題は、ロック・ラモーラの嘘の数々、といったところか。
あんまり、優雅じゃないぞ。最後は血みどろだ。
でも、心意気は、優雅というか、余裕があるというか。
次から次へと嘘を重ね、どうなるんだろう、
余裕で切り抜けるのか、と思いきや、
あの人もこの人も死んじゃったり、展開は、全く予測不可能。
おきれいなお話ではないけど、なんとも面白い。

ベネチアのような、運河の町、カモール。
みなしごのロック、ジャン、カーロとガルド、バグの悪党紳士団は
貴族だけを相手に盗みを繰り返す小悪党。
新しい仕事にかかったあたりで、灰色王の魔手が近づく。

ゲーム世代らしく、キャラも立っている。
サベーサってどんな子なんだ~。気になる。
コメント
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