ナム・リー、新潮クレストブックス。
海外の短編だなあ、という味わい深い掌編。
それだけだったら、普通すぎる。
しかし、面白いのは、オーストラリア出身のベトナム移民で、
まだ20代の時にアメリカに渡ってこれを書いたこと、
7つの短編のすべてが、国も舞台も時代も違うということ。
愛と名誉と憐れみと誇りと同情と犠牲、カルタヘナ、エリーゼに会う、
ハーフリード湾、ヒロシマ、テヘラン・コーリング、ボート。
最初と最後が、ベトナムのボートピープルが出てくる。
あとは、コロンビアだとかアメリカだとか日本やイランや。
最初の話が少し面白い。
小説家のくせに、文章で経験を記録することを否定した。
むかし、「ドラゴン号の航海」というボートの時代の小説を読んだ。
これでオーストラリアへ渡った子孫が、今、小説を書いてるんだなあ。
お話自体は、さほどやめられない!とかそんな面白さはないけど、
この経歴から、こんな小説が出てくるという意外なところが面白い。
ただ、経歴だけでおもしろがられているので、この先どうなるか。
海外の短編だなあ、という味わい深い掌編。
それだけだったら、普通すぎる。
しかし、面白いのは、オーストラリア出身のベトナム移民で、
まだ20代の時にアメリカに渡ってこれを書いたこと、
7つの短編のすべてが、国も舞台も時代も違うということ。
愛と名誉と憐れみと誇りと同情と犠牲、カルタヘナ、エリーゼに会う、
ハーフリード湾、ヒロシマ、テヘラン・コーリング、ボート。
最初と最後が、ベトナムのボートピープルが出てくる。
あとは、コロンビアだとかアメリカだとか日本やイランや。
最初の話が少し面白い。
小説家のくせに、文章で経験を記録することを否定した。
むかし、「ドラゴン号の航海」というボートの時代の小説を読んだ。
これでオーストラリアへ渡った子孫が、今、小説を書いてるんだなあ。
お話自体は、さほどやめられない!とかそんな面白さはないけど、
この経歴から、こんな小説が出てくるという意外なところが面白い。
ただ、経歴だけでおもしろがられているので、この先どうなるか。