河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

グリーン・ノウの子どもたち

2010-06-11 21:03:16 | 読書(小説)
ルーシー・M・ボストン、評論社。
再読。
前に読んだのって、高校生の頃だったかなあ。
なんにせよ、7歳の少年トーリーの子どもっぷりに
少しついて行けなかったような記憶がある。
今読むと、ああ、子どもだなあ、順応いいなあ、って感じ。
しかし、古き昔を持って生まれたような少年だ。
新しい物よりも、古い物に親近感を覚え、
呼吸するように昔のやり方を踏襲する。
おばあさんの、理想の子ども像なのかも。

先月末、この舞台になったヘミングフォード・グレイのマナーハウスを訪ねた。
トーリーが眠ったベッドのある部屋はそのまんまだったし、
暖炉のある部屋、音楽室もちゃんとあった。
黒檀のネズミも15ポンドで販売中だった。
聖クリストファーの像は修理中だったけどね。
記憶が曖昧になっちゃってて、それで再読したわけだけど、
行く前に読んでいれば、もっと面白かったかもなあ。
コメント
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