マガポケで途中まで読んで気になって、
えいやっと古本で。後悔はしていない。
これって少女漫画なん?
平安時代が舞台のお話。虫愛づる姫、チコ姫と、
上達部の次男だけど内裏で働く青年貴族、享。
ちょっと風変わりな姫が友達に送った文を、
誤って享が受け取り、文の内容に惹かれて
正体を隠して返事をしたのが、物語の始まり。
と書けばロマンチックなように思えるが、
実際は、登場人物らは現代語を駆使してしゃべくり、
そのくせ平安時代の生活の実態をリアルに紹介して
くれたりする珍作品。怪異は普通に出ます。
チコの文の内容、みんな虫を怖がるけど、
虫からしたら人間の方が怖いんじゃないか、みたいな。
変わった子が愛されて育って、幸せになるの、よかったねえ。
ついでに坊さんも救われて、よかったよ。
8巻あるけど、「君の名は」状態で、近くまで来るけど、
なかなか出会わない。
お互いが、お互いのことを、わからないのになんとなく探している。
出てくるキャラがほぼ表裏なくストレートな人ばっかりで
なんかみんな好きだわ。絵も見やすい。
知的好奇心を満たしつつ、ギャグはオタクならもっと面白いのかも?
カバー裏の現代人バージョンは、誰かわからんひとがいました。
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