河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

ベヒモス、ゴリアテ

2024-02-16 23:25:07 | 読書(小説)
スコット・ウエスターフェルド、新ハヤカワSFシリーズ。
2巻がベヒモスークラーケンと潜水艦ー
3巻がゴリアテーロリスと電磁兵器ー
リヴァイアサンの続きで全3巻、完結。
パラレルワールドの第一次世界大戦を舞台に、
男装の士官候補生とオーストリアの公子の大活劇。
バーキング・スパイダース!ってのがキメ悪態。
クジラ型の飛行船リヴァイアサンに乗っているデリンが
アルプス山中でアレックに出会い、
オスマン帝国へ向かったあと、アレックは下船して革命家たちと合流し、
デリンは密命を受けて、潜伏するが、アレックを助けに向かう。
デリンの指揮する作戦はなんとか成功するのが2巻。
3巻では、ニコラ・ステラの作った兵器ゴリアテをめぐる物語。
なんかニコラ・テスラをこんな悪役っぽくして大丈夫なんだろうか。
1巻で卵だったやつが孵化したのが「才知ロリス」なんだが、
こちょこちょ2匹で喋って語彙を増やしてそれっぽいことを
言ってみたり、デリンが女なの気づいて「ミスター・シャープ」とか
意味深に呟いてみたり、いい味出してて面白かった。
しかし、二人の恋物語?は、ハッピーエンドなんだが、
デリンがとてつもなく男らしすぎて、どういう感じになるんだろう?
とか思ってしまった。
リリトやバーロウ博士など、女性が元気で強い。

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