河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

とりぱん4

2007-10-24 19:40:16 | 読書(マンガ)
これも4巻目。
こっちは4コマ漫画だから、結構連載長いことになるんだろう。
鳥漫画らしく、鳥に集中している。
あたりまえか。
2巻がカマキリ、3巻が青虫がメインになってたようなところがあったから
まあこれでふつうなのか。
キレンジャクとかヒレンジャクとか、作り物みたいにきれいだよなあ。
鳥の羽が、一番不思議。
何であんなに器用に色がいろいろ分かれて模様を形成できるんだろう。
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ZOO KEEPER 4

2007-10-23 23:45:36 | 読書(マンガ)
続くねえ、4巻め。
ゾウの話は、ちょっとできすぎなお話って感じは否めない。
日本オオカミの話は、警告、という面では良かったねえ。
最近、ブリーダーの崩壊が多いから。
この漫画がしゃれにならんくらい。
漫画の世界ではなく、ホントのことだと認識してほしいな・・・。
タヌキの話は、どう続くのやら。
現場の声が吸い上げられているかのようなストーリー展開に
とりあえず、満足してます。
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廃帝綺譚

2007-10-20 23:01:20 | 読書(小説)
宇月原晴明、中央公論新社。
「安徳天皇漂海記」の続編というのか外伝というのか。
海月なす漂えるとき・・・ていうのか。
古事記でいざなぎといざなみから最初に生まれた蛭子。次に淡島。
人の体をしていない、神。
琥珀のような液体のようなものに包まれる安徳天皇と、実朝の首級。
これが、前作のテーマ。
今回は、様々な時代の、滅びの瞬間を、蛭子を絡めて描く。
滅び、は美しかない。はかなく、寂しいものだ。
モンゴルの、明の、宋の、日本の、4人の皇帝の最後。
現実と幻想の世界の境界が明らかでない。
こちらも、黄金の液体に飲まれてしまいそうだ。
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冷蔵庫で食品を腐らす日本人

2007-10-20 22:42:38 | 読書(その他)
魚柄仁之助、朝日新書。
べらんめえな文体に不快感は感じるひとはダメかも知れない。
著者の写真も、なんだか怪しげ。
でも、なかみは良かったよ。
話題も結構、ワールドワイド。
食材が豊富になった今、冷蔵庫につぎつぎ食材を放り込んで、
腐らす人たちがいる。食事は毎日毎日の積み重ねだよ、という話から、
その食材はどこから来るの、とか、おいしい食事って何だ、とか、
はてはバイオエタノールまで、いろいろ話は広がる。
ため込まず、日々精進しないとなあと反省してみた。
知識もちょっと広がった。鵜呑みにはしないつもりだけど。
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玻璃(はり)の天

2007-10-17 13:18:31 | 読書(小説)
北村薫、文藝春秋。
「街の灯」の続き。
たぶん、完結編。
だって、ベッキーさんの正体が分かるから。
昭和初期の、その時代の空気を、できるだけ正確に再現しようとした実験作だとおもう。
あの頃の常識を常識のままに、描く。
少し離れて見ることのできる主人公を置いているところが、微妙なバランス。
いまなら、声高に抗議の声が聞こえそうな、男尊女卑の時代。
でも、そういう時代があったんだ。それは、なかったことにはできない。
作者も懐かしくて書いているわけではない。戦後世代だもん。
この主人公(英子)が今まで出てきた主人公の誰よりも才女な気がする。
ていうか賢すぎ?
ベッキーさんはもっとだけど、これは生まれや育ちに理由があるからなー。
最後のお話は、一文字さんが主人公の話で、え、この人を犯人にしちゃうの、と思った、
あの一話に似ている。
どうしてこの人たちに、殺人を犯させるのだろう、作者は。という感想。
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