河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

ニワトリはいつもハダシ【両A面】

2009-02-26 21:59:09 | 読書(小説)
火浦功、ソノラマノベルス。
あとがきに、「紙資源を無駄に使ってごめんなさい」ってあって、
そのとおりかもとおもいつつ、こんな本を買っちゃったひとがいます。
思えば、はじめて火浦功の本を買ったのが、角川文庫のこの本だったなー。
あとがきに、連載時はラストが意味不明でした、って書いてあって、
そういうことってあるんだなあと思った中学生のころ。
88年に出た本とは・・・あれから20年なのか・・・
感想は、ふつうに「くぅだらない!」の一言なんだが。
いいんです。なんだかんだでファンなんですから。
新刊が出ることがあれば、ふしぎな能力で見つけて買っちゃうんです。
もう、感想になっていませんが、火浦功はそんな作家です。
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ブラウン神父の童心

2009-02-20 22:02:44 | 読書(小説)
ギルバート・キース・チェスタトン、創元推理文庫。
北村薫が好きだと書いてた作家なのでよんでみた。
まんま、北村薫。
ってか、北村薫の作品は、チェスタトンへのオマージュなのか。
って思うくらい。
第1話目「青い十字架」から、砂糖つぼの中身が塩に。
第2話では、第1話でほぼ主役だったあの人が・・・・
ストーリーや仕掛けが凝ってる、ってわけじゃなく。
切り口が、斬新。
ちょっと一歩引いたところから見ているというか。
今じゃ珍しくもないんだろうけど。
1912年の作品なんだってさ。
明治の終わり、大正の始まりの年。
ちょっとトロい、まるっこい神父が、頭を働かせる。
訳のせいなのか、神父と牧師がごっちゃに出てくるんだけど、
訳し間違いなんだと思う。Fatherは神父でしかないし。
あと、旧時代的差別発言が多いのは、仕方ないけどね。
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チェ 39歳別れの手紙

2009-02-18 23:11:53 | 映画
109シネマズ四日市。
原題は、「CHE PART2」
別れの手紙ってのは、キューバを離れたときのゲバラの手紙。
ストーリーは、その手紙を書いてから、死に至るまでの経緯。
キューバ革命の志士として有名だが、ゲバラの最後は、ボリビアだ。
ボリビアで、農民のため、と立ち上がるが、キューバから攻めてきた、とか
何しに来たんだ外国人(アルゼンチン人だし)呼ばわりされている。
ゲバラは、社会主義だけど、共産党からも協力を得られない。
なぜなら、政府の横暴には、暴力を持ってあらがう、という姿勢だから。
南アメリカの土地は広くて、医療も教育も、細かなところまで行き渡らない。
すべての人に、平等に医療と教育を、と思うと、社会主義になるのかも知れない。
日本の赤軍派とかは、こういうゲリラになりたかったのかなあ。
毎日毎日、どこから打たれるか分からない生活。
この映画では、殺し殺される目線で淡々と情景を写し取っていて、
特にラストシーンのゲバラの死は、見るものをゲバラの目線にさせる。
平和を求めて、ゲリラよりも軍の言うこと聞いちゃった農民の気持ちも分かる。
そういう意味では、この映画、かなり中立なんだろう。
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中島みゆき「夜会」vol15~夜物語~元祖・今晩屋

2009-02-15 22:16:10 | 音楽
おっほー、行っちゃったよ、夜会。
場所は、大阪・京橋のシアターBRAVA!
中身は、なんだかよく分からなかったのだけれどもが、
第1部と第2部が同じ人々の生まれ変わりかなんかで、
最後に大漁船で成仏したらしいってとこは分かった。
中島みゆきだけ何役なんだか分からなかったが。
生歌の美しさってか、声の伸びやかさ、すげー!ってところと、
舞台の美しさ、特に舞台で水がじゃんじゃん流れるのってどうやって!?
ってあたりで、結構満足したけれど。
笑いもあったし。
夜会って、もっとお話お話したもんかと思ってたけど、
どうやら今回だけ?
109番目の除夜の鐘~♪
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そうだったのか!日本現代史

2009-02-15 16:09:22 | 読書(その他)
池上彰、集英社文庫。
中学生のころから、社会が苦手で、
現代社会とか公民とか何を聞いてもちんぷんかんぷん。
大人になって、何年も社会で生きてきたら、
なんとなく分かってきたらしい。
聞いたことはたくさんあるのに、まったくつながっていなかった。
この本のおかげで分かりました。つながったよ。
赤軍派ってそういう流れで生まれたんかーとか、感激のあまり、
やっと分かったんだよーと他の人にゆってみたが、みな知ってるみたいで。
好きな分野は、聞かなくても次が分かるのに、苦手なものって、
ほんっとに、脳みその芯から苦手なのだなあ。
それでいて、世界史とかは得意なんだから、どうなってるんだろう。
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