河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

DVD「12人の怒れる男」

2009-06-12 21:46:53 | 映画
リメイク版のロシアが舞台のやつ。
保護者だった叔父を殺したチェチェンの少年。
彼は有罪か無罪か?
12人の陪審員が議論を始める。
初っぱなから、会議室が工事中っていうことで、
隣の小学校の体育館に案内される。
ちゃちゃっと決めて、解散しようと思う面々。
しかし、ひとりの男が、もっとじっくり考えよう、という。
そして、有罪11対無罪1で議論が始まるが・・・

映像が美しい。体育館という舞台が効果的に使われる。
1羽の鳥が、人間の善意の象徴のように、どこからか現れる。
誰が何を考えているか、表情で表現しようとしていて、
無罪に入れたのは、こいつか?と思ったら違ったりして。
とんでもない人種差別男がいて、表情で非難されている。
でも、彼を含めて、12人それぞれ、心に秘めた物を持っている。

ラストは、予想通りの部分と、そうでない部分と。
オリジナルを見てない。見なきゃなー。
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町でうわさの天狗の子4

2009-06-10 21:26:10 | 読書(マンガ)
発売日に買っといてなんですが、
少女マンガだー・・・
修羅場っぽいのにほんわかしている。
天狗度(?)は維持されているのでまあよい。
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DVD「アフガン零年」

2009-06-09 22:50:47 | 映画
アフガニスタンの映画。
そんなに長くない。
タリバンが、町を支配している頃。
祖母と母と3人で暮らす少女が、
不便な世の中を生きていくために、
少年に変装させられる。
しかし、タリバンの学校に入れられ、
女ではないかと疑われるようになる。
そして・・・

もっと、希望のあるラストがあるかと思っていたが、
これで終わっちゃうのか!!ひどいよー。

演技が素人臭い分、妙に生々しい映画。
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宇宙のみなしご

2009-06-06 15:08:03 | 読書(小説)
森絵都、講談社。
中学生の姉弟、陽子とリン。
両親が不在がちの二人は、小さい頃から、
二人だけの遊びを開拓して、退屈を紛らわしていた。
ある日、二人は夜中に人んちの屋根に登ることを覚える。
二人だけの遊びだったが、ある日、リンが七瀬を連れてきて・・・

寂しかったとしても、寂しいとは言わない陽子たち。
ちょっと肩肘張って生きていて、
だからか、突然学校を意味もなく休んでみたくなる。
こどもは、ひとりひとり、それぞれの強さを持っている。
自分で決めて、実行したことというのは、何よりも尊い。
やめちゃった前任の先生すみれちゃんは、ラストシーンで、
意外に大きなウェイトを占めていて、ちょっと驚いた。
ラストシーンの「宇宙のみなしご」が心に響く。
だけど、親がいるのに、なんでこんなに親置いてけぼりの物語なんだろう。
親がいるのに、みなしごだなんて。
このあたりは、作者の「親」観の現れか。
もうちょっと大事にしてもいいのにな、親。
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帝都探偵物語1人造生命の秘密

2009-06-06 14:57:50 | 読書(小説)
赤城毅、中央公論新社Cノベルス。
1998年刊、当時なら新鮮だったかもなー。
最近は、怪人二十面相だの少年探偵団だの、
リバイバルブームみたいなところがあるからなあ。
そういうのの先駆けのような本の内の一冊。
舞台や事件は似通うだろうから、あとはキャラかー。
続きは読むかどうかは分からん。
無鉄砲青年探偵・小暮十三郎と助手の元スリ美少年・渡、
十三郎のパトロンの娘で経理担当の森南礼乃。
貧乏探偵事務所が新たに受けた依頼は、
娘からの、元軍医正・木野瀬博士の奇怪な実験の謎解き。
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