いつの空にも星が出ていた

佐藤多佳子、講談社。
前のラジオの話に近い。
自分の好きなもの、マニアの世界。
野球ファンのことは全く理解できない。
この横浜ファンブック的な短編集の登場人物たちは、
毎日の試合の結果に一喜一憂し、
人生かけたり、人生棒に振ったり。
応援だけでここまで熱くなれるのって不思議。
自分が努力してなんか変わるわけでないし、
ヤキモキするだけで、何が楽しいんだろう。
というのはさておき、小説としては良かったとは思う。
筒香が横浜とか知らんし、大洋が横浜になってDeNAになったのは
かろうじて知ってる程度で、ちょっと勉強になった。

レフトスタンド：冴えない先生の意外な一面
パレード：女子高生の恋と野球
ストラックアウト：電気屋さんと坊っちゃんの同居生活
ダブルヘッダー：小学生、少年野球に応援に家族の修復に大奮闘。