山本幸久、集英社文庫。
なんとなく、集英社文庫が続いている。
動物ものをなんか続けて買っちゃったことがあって、
積んでおいたものをせっせと通勤読書で読破している。
これは、結構面白かった。
石樽藩の江戸留守居役、木暮幸之進は、
ちょっと抜けたところのあるお侍。
国にいる殿さまが子供の頃の御伽役だったが、
今は、何やら申請が上がってきたら過去に同じような
申請がないか探し出す仕事をやっている。
武芸はからっきしで木に登れば落ちるし、
好きなのはメンコの絵を描くこと、貸本を読むこと。
彼が、相棒?の博物学大好き侍、乾福助と出歩くと
なぜか動物に当たるように。。。
ラクダ、羊、豚、ワニ、オオカミ、はてはオランウータン。
彼らと動物の集まるところに、藩主の奥方小桜や
勝麟太郎だの著名人の若かりし日も集まる。
男勝りで剣術の腕も確かな彼女は、
動物を人の都合で殺すな、
と江戸の下屋敷は動物で溢れることに。
押し付けがましくない、ラブアンドピース、
動物の命、上様と農民、男女の差など、
さらりと描いているところもいい感じ。
抜けまくってるけど、動物に関わる度に、
命懸けの目に遭うけど死なない幸之進を始め、
いろんなキャラが出てくるけど、それぞれに
ちゃんと出番があって最終章でまとまる。
出てきそうで出てこない殿さま智親が
出てくる最終章、という構成は面白かったな。
なんとなく、集英社文庫が続いている。
動物ものをなんか続けて買っちゃったことがあって、
積んでおいたものをせっせと通勤読書で読破している。
これは、結構面白かった。
石樽藩の江戸留守居役、木暮幸之進は、
ちょっと抜けたところのあるお侍。
国にいる殿さまが子供の頃の御伽役だったが、
今は、何やら申請が上がってきたら過去に同じような
申請がないか探し出す仕事をやっている。
武芸はからっきしで木に登れば落ちるし、
好きなのはメンコの絵を描くこと、貸本を読むこと。
彼が、相棒?の博物学大好き侍、乾福助と出歩くと
なぜか動物に当たるように。。。
ラクダ、羊、豚、ワニ、オオカミ、はてはオランウータン。
彼らと動物の集まるところに、藩主の奥方小桜や
勝麟太郎だの著名人の若かりし日も集まる。
男勝りで剣術の腕も確かな彼女は、
動物を人の都合で殺すな、
と江戸の下屋敷は動物で溢れることに。
押し付けがましくない、ラブアンドピース、
動物の命、上様と農民、男女の差など、
さらりと描いているところもいい感じ。
抜けまくってるけど、動物に関わる度に、
命懸けの目に遭うけど死なない幸之進を始め、
いろんなキャラが出てくるけど、それぞれに
ちゃんと出番があって最終章でまとまる。
出てきそうで出てこない殿さま智親が
出てくる最終章、という構成は面白かったな。