遊びをせんとや

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親との付き合い方 ~通院がてらの散歩~

2023-06-24 07:28:15 | 介護
一か月に一度の整形外科への母の通院の日。
朝のラッシュ時に重なってえらい目に合う。
実家に着くとまだ着替えてない。小さなカバンを持っていくのも重いというので、私が荷物は全部持つ。
全部と言っても知れてる重さである。

幸い雨も完全に上がり、曇り空で少し風もあり涼しい朝である。
歩いて行く道すがら「きれいな緑の葉やね。」と道端の花壇に眼を止める母。
いい散歩の時間にもなっている。
歩き出すと案外元気に歩いていく。
目指す整形外科へできるだけ最短距離の道を歩こうとする母。
縫うように道を選んで行く。

診療開始時間ジャストに着くといつになく混んでいる。
1時間くらいの待ち時間に次々患者さんが入ってくる。結構お若い人もいる。
テレビを観ながらのんびり母としゃべる。
最近の私が洋裁にはまっているのは「やっぱりお母ちゃんの血やね。」というと母が「そうやろ、面白いやろ。一枚の布が立体的な洋服にはっていくのは。」と言う。
診察はすぐに終わって暑くなってきたのでコルセットは外に出る時だけしておいたらいいと言うことだ。今までホームドクターの所で出してもらっていた骨のビタミンの薬は整形外科で出してもらうようにする。
いつもならタクシーを頼むのだけれど、歩いて帰ることにする。
行きより最短の道を探る。
この最短距離を探るとても合理的に物事を考える母の気質は私にすごく受け継がれていると改めて思う。
帰宅して冷蔵庫の中を覗いて再度買い物に行く。お昼はサバ巻きずしを買ってくることにする。

網戸の修理をどうするか近くのホームセンターに電話して料金を確かめる。
母に説明して「これから気持ちよく過ごすためには少々お金がかかっても全部張り替えてもらおう。」と提案する。
母も「そうやな」と言う。

以前に洗ったベッドパットとカバーがそのままリビングにある、それを押し入れにしまう。そういうことは聞かないと自分ではしない。
なんだか、この日は機嫌がよく私が以前持っていって冷凍してあった鰯を料理していても「鍋でそのまま煮ておいて。」とか嫌がらない。

考えてみるとやっと父が急に亡くなったことを受け入れ、次の生活に目を向けられるようになったのかなと思う。
母にはその時間が必要だったのだろう。

そろそろお花も持たなくなって庭の藤の木の根元から生えてきた不思議な色の枝を生けてみる。


昨日の晩御飯は我が家も鰯のムニエル。2匹で50円。これで存外美味しい。
サニーレタス、トマト、セロリ。冷奴に山椒の佃煮を掛け過ぎてしまった。三度豆の胡麻和え。シイタケ、もやしのお味噌汁。



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2 コメント

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Unknown (hibinouturoi)
2023-06-24 12:18:20
お母様との時間が 穏やかに過ごせるようになり、良かったですね。
いつもお料理の素敵さに 魅入ってしまいます。
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一筋縄ではいかないです (kayorin)
2023-06-25 06:52:10
コメントありがとうございます。
つたない料理でお恥ずかしいですが自分の忘備録として、、、。hibinouturoiさんこそ離乳食のようなお姑さんのお食事すごく参考になります。

うちの母はこのあと、大どんでん返しが待っていました。なかなか一筋縄ではいかないです。やれやれです。
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