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久しぶりの一泊旅行④ ~一宮三岸節子記念美術館展「貝殻旅行 」展~

2022-04-13 07:10:57 | 旅行
新聞に掲載されていた記事

三岸節子と夫の天才画家三岸好太郎の夫婦の展覧会

狂うように咲く桜の花を観て「これが観たい」と心底思った。
今年は色々花見もしたけれど、昨年は吉野の桜
今年はこの桜を観たいと思った。

今年、桜の幹が異様に黒いという事と何だか満開の桜が空恐ろしいような気がした。
そんな桜の恐ろしさを描いたのが三岸節子。
描いた彼女も桜は執念深い花であると言っている。
潔い花と言われているが実は桜ほど諦めない花はないと。
高齢になり、脳梗塞を起こし、病から這い上がって描いたのこの桜



そして天才と賛美された夫の三岸好太郎の作品と妻の作品が同時に飾られたのは初めてということ。

好太郎の死の直前に二人で出かけた関西への旅、貝殻旅行
名古屋で分かれてそのままその地で彼は亡くなる。31歳。
その時、節子は29歳。彼女は「これでほっとした。」と思ったそうだ。
なんだかわかる。

貝殻旅行と名付けられたのは

この好太郎の絵が大手化粧品会社の社長に売れて、そのお金で実行されたからだそうだ。

好太郎が亡くなって、49歳の時に節子は初めて渡仏し。再度63歳の時に渡欧し、そのまま20年もフランスに住み続けた。
すごーい。本当は4年のつもりが20年。83歳になって日本の大磯に帰って、94歳まで旺盛に絵を描いた。
そのエネルギッシュな生き方に関心する。

展示の途中にあった節子の言葉。
「絵には何か上品な物が無ければなりませn。気品のような。」そのままではないが、そんな言葉が
紹介されていた。あー本当だなと思う。ノーブルであることは純粋であることと繋がる。

好太郎の死後、大磯にアトリエを構えた節子の絵。
太陽

まさに黄色とブルー。力強さを感じジーンときました。
画像はお借りしました。

節子は再度の渡欧後、特にイタリアのヴェネツィアが気に入り何度も画材に取り上げられている。

だから美術館の玄関に水に浮かべられたゴンドラが。

 

    

一宮は節子の生地。
実家の地に建てられた美術館は思っていたより広々として素敵でした。


 

  

 館内にはカフェもありました。
 私たちが訪れた日は最終日で、結構混んでいました。
 記念のバームクーヘンをいただきました。

蔵を利用した建物には節子のアトリエを再現したコーナーもありました。


北海道の好太郎の生地にも美術館があるそうです。

最後のお昼は鰻が食べたいという2人の希望で車で近くのお店へ

住宅街の横道にある和ダイニングしゅん亭
娘はひつまぶし

旦那は鰻丼

どちらも一匹です。見てるだけでお腹が一杯になりそうです。

私は鰻か苦手なので和定食で。

これで1,050円です。安っ!
鰻は一匹なので3,000円超えですが、ハーフというのもあります。

そこからまた車でちょっとのとこに羽二重餅で有名な和菓子屋さんがあるというので買いに行きました。

ここだけ時代を感じる建物です。
午後なので当然のように名物羽二重餅はなく、羽二重巻きと緑の和菓子を2つか買いました。

またまた私には猫に小判状態のブツですが、触った感じがすごーく柔らかくで旦那は久しぶりの和菓子に感動してました。





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