遊びをせんとや

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受け継がれた大風呂敷

2023-10-30 06:43:58 | 家の事
着物の豊富な友達から整理をしたら弟さんのアンサンブルが出てきたので「息子さんにどう?」とありがたい申し出があった。
息子にラインで聞くと「欲しい!」と歓喜のスタンプと共に返事が返ってきた。
彼女の手芸展に伺う時にありがたい事に長襦袢までもらい受けることになった。
「大きな風呂敷に包んで」とあるので、さて「大きな風呂敷」
実家にまず、聞いてみるが「ない。」と言う答え。
ネットで検索ポリエステル105㎝四方、800円くらいである。でもなんだか引き出物を包むみたいやしなー。
私の微かな記憶に「紺」の大風呂敷が浮かぶ。
駅前に閉店が決まった手芸屋さんを覗いて気に入った布を110㎝ほど購入するという手もある。
厚いと重いし、気に入った柄は高いし、それを後、どうするか問題も起きてくる。

着物を持ち帰るのだから着物バッグに入れて持ち帰ろうと思った。
念のために納戸を探してみる。
小さな畳紙に包まれた何かがある。開けてみると義実家から他の物と一緒に義弟が持って来てくれた大風呂敷だった。
紺の紬地に家紋と名前まで入れてある。

私の微かな記憶はこれを一度目にしていたからだった。
なんや、灯台下暗し。

良かった。気に入ったビジュアル、好みの色、好みの生地、ちょうどいい大きさ。
しみじみ眺めると昔は結納や出産祝いにこんな大風呂敷を使ったのだろうな。
昭和の家の文化の名残だ。着物を着る機会があればこの風呂敷をこれからも使う場面もあるかもしれない。

昨日の晩御飯は塩鮭、大根おろし。蕪の浅漬け。小松菜の胡麻和え。蓮根、ゴボウ、人参、大根の豚汁。




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