ヤクオフで買ったパワーアンプのメンテナンスです。
他にもやりたい事がありますが、外から見て気になるところが
あったので 分解しました。
パワーアンプの分解は大変危険なので、普通はやらない方が良いです。
特に古いタイプは、電源に大容量のケミコンを使用していますし
大パワーの場合は、B電圧が高いので感電死する場合もあります。
今回の場合は、±86v掛かっています。ここの電圧を下げてから
メンテナンス作業をしないといけません。
トップカバーを開けて、電圧が低いことをテスターで確認。
最初にB-ch.の状態を確認します。
シリコングリスもしっかり付いていて、パワートランジスタも綺麗です。
昔懐かしいTO3型を使っている。
今度は、A-ch.を調べたら、パワートランジスタが錆びていて
シリコングリスも切れかかっていて、異様に汚れていた。
ネジを緩めて外しました。
先程、言った、±B電圧は、このパワートランジスタに掛かっています。
外したパワートランジスタとマイカベースは、綺麗に清掃します。
勿論、取付ネジの材質は真鍮で、コレも磨きました(笑)。
放熱板も綺麗にします。(重要なところです。)
さて、各部品を綺麗にしたら、シリコングリスを塗って元の場所に
取付けます。 私の場合は、マジックで1~4まで番号を書いておき
同じところに取付けました。
(まぁ、ペアトランジスタなので、問題は無いと思いますが・・・。)
ネジ締め完了
写真がピンボケになってしまった。
(結構、磨き、シリコングリス塗りに手間を掛けていましたから・・・。)
昔、量産になったパワーアンプのシリコングリス塗りは、
作業する人達に嫌われていたらしい?。
これで完了したが、電源を入れる前に再度ネジ締め確認と
アイドリング電流の確認が必要です。
反対側の調整値が5mvだったので、電源投入後しばらくして
調整します。
昔のB級PPアンプは、ここがキモです。
スイッチング歪が多くなるから、しっかり合わせないといけません。
歪率計があると良く解るのですが、自宅にはないので
デジタルテスターでアイドリングを確認します。
トップカバーを締めて、おもむろに電源”ON”!。
パワーアンプは、電源を入れるのが怖いですね・・・(笑)。
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