祇園・にしかわ
会席料理の「祇園・にしかわ」さんは
ミシュラン二つ星のお店ですが
早い時期に予約したにも拘わらず
希望するカウンター席は
あいにくと満席で
テーブル席でのお食事になりました。
柚子酒
先ずは、おきまりの食前酒から。
スッキリと口当たりの良いお酒です。
雲子の半張蒸し
鱈白子の茶碗蒸しで
二層になっており、
たっぷりの白子とともに
小さな餅なども入っていました。
紅葉鯛の柿酢和え
柿の器に盛られた「紅葉鯛」は、
晩秋の今の時期に捕れるそうで
春の「桜鯛」よりも
脂がのっているとか…。
サッパリした柿酢で和えられ
とても美味しいものでした。
お椀
椀種は
帆立貝柱の真薯(しんじょ)と
葛を纏ったクエ。
昆布も鰹節も出しゃばりすぎず
とても美味しいお出汁で
ほとほと感心します。
笹鰈の目鍋焼き
「目鍋」というのは、
この土鍋が目の形をしていることから
そう呼ばれるらしいのですが
褄折れ焼きにした笹鰈の他には
しもふり平茸と揚げた海老芋。
西京味噌による味付けで
蕎麦の実が散らしてあります。
ちなみに、
目鍋の下には
たっぷりの塩と青い松葉が敷かれ
鍋が動かないよう工夫されていました。
黒い漆の長皿に盛られていたのは
中央
鯖寿司
鼈甲生姜・銀杏
炊いた黒皮茸
「鯖寿司」は、
このお店の代表的なもので
しっかり脂がのって、
とても美味です。
両サイドに置かれたものは
汲み上げ湯葉(わさび)
しゃぶりなまこ
からすみ大根
「しゃぶりなまこ」ですが、
ナマコの両端をすこし切り落とし、
内臓などの掃除をしてから、
たっぷりの塩をふりかけ、
小石と一緒にザルに入れて、
がらがらと振ることから付いた呼び名で、
そもそも「しゃぶる」というのは
「振る」ということのようです。
これが…
とにかく信じられないほどの柔らかさで
とても美味しいものでした。
これらの料理の取り皿が…
ちょっと凄いんです。
↓↓
大きないちょうの木皿
ここに、自分の分を取り分けます
ちょっと下手ですが
こんな感じ。
セイコ蟹 生野菜添え
内子と外子の上に身がのせてあり
ジュレがかけてあります。
手前には
粉にした「からすみ」が添えてありました。
お酒は、
京都の「蒼空」でスタートしましたが
三合目は、
夫は、同じ京都の「まつもと」。
私はグラスワインに切り替えて。
鱧の小鍋仕立て
名残の鱧をたっぷり使った一品で
お酒で冷えた体にやさしいです。
お食事は
穴子ご飯
赤だし・漬物(日野菜)
穴子ご飯のうえには、
「卵黄の醤油漬け」がかけてあり、
こってり美味しいものでした。
デザートは
ラ・フランスづくし
フレッシュ、コンポートの上に
シャーベット。
すべてラ・フランス。
最後の最後は
お抹茶
蕎麦がきのあんこのせ
午後6時からスタートしたお食事は
3時間かけて
夜9時に終わりました。
お料理はどれも素晴らしく
器の演出も最高でした。
おもてなしへのこだわりが感じられ
忘れられない京都の夜になりました。
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