初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

死刑台のエレベーター

2009年10月03日 17時16分06秒 | Weblog


写真説明:店の名前が『お好み焼き・鉄板焼き』となっています…。



マイルス・デイビス、音楽担当のフランス映画

『死刑台のエレベーター』のことを書きます。

マイルスは映画の音楽を依頼されると,

ニューヨークで台本を読んで,曲想を練って、

スコアを書いて準備をしていたようです。

それを携えて,フランスへ渡りました。

レコードの解説に記されています。

              … … …

いくらジャズはアドリブ(即興演奏)とはいえ、

いきなり画面を見て曲想が浮かぶはずはありません。

出来上がったラッシュプリントを見ながら、

用意してきたスコアの曲想を練り直し,

演奏時間を調整しながら何回もテイクを重ねていくのでしょう。

              … … …

演奏メンバーを見ますと,

Miles Davis  (tp)

Barney Wilen (ts)

Rene Urtreger (p)

Pierre Michelot (b)

Kenny Clarke (ds) 

1957年12月4日 パリ、録音とあります。

              … … …

①シャンゼリゼの夜(テイク1)

②シャンゼリゼの夜(テイク2)
 
③シャンゼリゼの夜(テイク3)

④シャンゼリゼの夜(テイク4)
(シャンゼリゼを歩むフロランス)

⑤暗殺(テイク1)
(夜警の見回り)

⑥暗殺(テイク2)
(エレベーターの中のジュリアン)

⑦暗殺(テイク3)
(カララの殺人)

⑧モーテル
    (モーテルのディナー)

⑨ファイナル(テイク1)

⑩ファイナル(テイク2)

⑪ファイナル(テイク3)
(モーテルの写真屋)

⑫エレベーター
     (ジュリアンの脱出)

⑬居酒屋(テイク1)

⑭居酒屋(テイク2)
(プティ・バックの酒場にて)

⑮ドライウ゛ウェイ(テイク2)

後は,映画本編で使用されたサウンド・トラックが並んでいます。

              … … …

演奏メンバーは,マイルス・デイビスとドラムスのケニー・クラーク以外は

フランスのプレーヤーでしょう。

ベースのピェール・ミシュロはパリを訪れるアメリカの

ジャズメンと共演するようです。

マイルス・デイビスと共演してフランスのベーシストの

ナンバーワンになります。