写真説明:店の名前が『お好み焼き・鉄板焼き』となっています…。
マイルス・デイビス、音楽担当のフランス映画
『死刑台のエレベーター』のことを書きます。
マイルスは映画の音楽を依頼されると,
ニューヨークで台本を読んで,曲想を練って、
スコアを書いて準備をしていたようです。
それを携えて,フランスへ渡りました。
レコードの解説に記されています。
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いくらジャズはアドリブ(即興演奏)とはいえ、
いきなり画面を見て曲想が浮かぶはずはありません。
出来上がったラッシュプリントを見ながら、
用意してきたスコアの曲想を練り直し,
演奏時間を調整しながら何回もテイクを重ねていくのでしょう。
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演奏メンバーを見ますと,
Miles Davis (tp)
Barney Wilen (ts)
Rene Urtreger (p)
Pierre Michelot (b)
Kenny Clarke (ds)
1957年12月4日 パリ、録音とあります。
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①シャンゼリゼの夜(テイク1)
②シャンゼリゼの夜(テイク2)
③シャンゼリゼの夜(テイク3)
④シャンゼリゼの夜(テイク4)
(シャンゼリゼを歩むフロランス)
⑤暗殺(テイク1)
(夜警の見回り)
⑥暗殺(テイク2)
(エレベーターの中のジュリアン)
⑦暗殺(テイク3)
(カララの殺人)
⑧モーテル
(モーテルのディナー)
⑨ファイナル(テイク1)
⑩ファイナル(テイク2)
⑪ファイナル(テイク3)
(モーテルの写真屋)
⑫エレベーター
(ジュリアンの脱出)
⑬居酒屋(テイク1)
⑭居酒屋(テイク2)
(プティ・バックの酒場にて)
⑮ドライウ゛ウェイ(テイク2)
後は,映画本編で使用されたサウンド・トラックが並んでいます。
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演奏メンバーは,マイルス・デイビスとドラムスのケニー・クラーク以外は
フランスのプレーヤーでしょう。
ベースのピェール・ミシュロはパリを訪れるアメリカの
ジャズメンと共演するようです。
マイルス・デイビスと共演してフランスのベーシストの
ナンバーワンになります。