写真説明:10月10日、11日の2日間は秋祭りです。
地車(だんじり)で太鼓を打ち鳴らして,
千代田神社に町内から何台も集まります。
神社境内で,大勢の見物客の前で地車を
ぐるぐる廻して神殿に供えます。
祭神は菅原道真で平安時代の像が祀ってあるそうです。
ほかに、天児屋根命、底筒男命、蛭子命、足仲津彦命、
気長足姫命、稲田姫命が祀られています
菅原神社とも天神宮とか天満宮とかいわれていましたが,今は千代田神社です。
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長春の冬は,外はあまり寒さで遊べませんでした。
住居の窓は,二重窓になっています。
二重窓の間の水蒸気が窓ガラスに色々の形になって凍り付きます。
その日の温度の変化で毎日違った模様を描きます。
台所の二重のガラス窓は間が広くとってあります。
そこが、冬の間の自然の冷凍庫になります。
ジャガイモなどの野菜や、生卵など完全に冷凍になっていました。
いまの電気冷蔵庫の冷凍室の温度が外の気温と思ってください。
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学校から帰宅すると,外で遊べませんので,
家の中のあちらこちらの引き出しを開けてなかになにがあるか…、
それが遊びのひとつでした。
客間の本棚の引き出しから,「さくら天然色フィルム」
と書いた箱が出てきました。
なかに、35㍉リバーサル陽画が紙のマウントに挟んでありました。
マウントにセットされたカラー陽画は初めて見ました。
人物のアップが写っていました。
1940年代にさくらでカラーフィルムが出来ていたのです…。
さくらカラーは戦後,日活で日本初の総天然色映画が作られたはずです。