初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

グレイ・カード

2009年10月28日 17時53分26秒 | Weblog


父親は何故、中間灰色が50%でなく18%かと聞いてきます。

おまけに、日本人の顔の反射率が18%に近い値でしたから,

顔に合わせて露出を決めるのかと

余計,ややこしくなりました。

とにかく,中間の反射率が18%の根拠を考えました。

              … … …

平均には、算術平均(相加平均)と幾何平均(相乗平均)が

あったことを思い出しました。

算術平均はそれぞれデータを足して,データの数で割ります。

電卓を使うまでもありませんが,

(90+4)/2=47

幾何平均は,N個のデータをそれぞれ掛けて、N乗根が平均値になります。

電卓を使って計算すると,

√(90×4)=18.9

白い紙の反射率90%と黒い紙の4%だけで試算してみました。

もっと多くのデータで計算すれば18%になるのでしょう。

              … … …

入射光式露出計「ノーウッド」は、反射率18%を中心に実際に試写を重ねて,

中間灰色は18%と決めたのでしょう。

              … … …

入射光式露出計の登場で,反射光式露出計は影が薄くなりました。

コダックは、反射光式露出計で、理屈にあった正確な露出が計れるように

中間灰色カードが発売されました。



上図はカードの袋の表紙です。




上図が18%のカードです。このカードの裏側は白の反射カードですが,

白いブログ画面に白いカードでわかりませんので載せません。

カードの大きさはA4ぐらいです。





カラーコピー機がまだ現れていないとき,

LPのジャケットの複写に銀塩カメラでカラーネガを使っていました。

コダックのグレーカードを使っていました。

              … … …

「セコニック」もカードがふたつに折れる携帯型のグレーカードを

発売していました。

また、カメラマン手帳の表紙が18%のグレーカードになっていたり、

あちらこちらで大流行でした。